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風色秋旅2005(2日目)
今日は、信州大学の友達の車を借りて、高原をドライブ。
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はじめに訪れたのは、旧穂高(今年、周辺の町との合併で、安曇野市に変わった)
遠くに見えるは、北アルプス、常念岳。高校の頃登った山だ…


風色秋旅2005(2日目)_d0065332_22542557.jpg町の中には、湧き水が流れ、ワサビ園が延々と続いている。

風色秋旅2005(2日目)_d0065332_2254423.jpgそして、穂高町のセルフビルド(一応、卒論取材)木の破片と、砂利を敷き詰めた遊歩道。およそ3kmくらい。住民による手作り。


ドライブは続く。穂高の鋭いヘアピンカーブと、目玉建築を攻めます。
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TRIAD/槇文彦
なんとなく行ってみた。企業の工場の中にある、個人の美術館。内容は…イマイチ。これまた人気がなく、聞いたら、私5日ぶりの訪問者だったらしい。なるほど。

風色秋旅2005(2日目)_d0065332_230334.jpg安曇野ちひろ美術館/内藤廣

バイト先の事務所で、この先生の建築模型を時々見る。というのも、東大の土木の先生。ってことで、あまり生意気なことはいえない(言うだけのキャパも持ってない)
「いわさきちひろ」って、絵本作家の美術館。作家の名前は分からなくても、子供の頃一度は見たことのある絵(この人の名前でググッてみるとわかるはず) ひさしぶりに、マッチ売りの少女を読んだ。奥が深い絵本だ。

そんな中身も相まって、暖かい建築だった。


戻って、松本。夜の建築案内。

風色秋旅2005(2日目)_d0065332_1463495.jpgまつもと市民・芸術館/伊東豊雄

この人の建築って、あまり好きになれないけど、この芸術館はよかった。壁に、ランダムのくもりガラスが施され、やわらかい光が外にこぼれだしている。

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2階へのアプローチがとってもきれい。視線上方20度、口をあんぐり空けたまま、見入った。あと、階段のライトアップの影と、屋上庭園もよかった。


風色秋旅2005(2日目)_d0065332_1503155.jpg松本市美術館/宮本忠長

芸術館の向かいにある。訪れたこの日、美術館は大変なことになっていた。

風色秋旅2005(2日目)_d0065332_23374542.jpg草間彌生。このファンキーおばちゃんの特別展を開催してたのである。


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元は、こんな斑点はなく、すらっとした建築だった。訪れた日は、室内も庭もすべて、草間色。庭には、グロテスクな花々が生けられている。

風色秋旅2005(2日目)_d0065332_23411596.jpg 自動販売機もこの通り。

中は、もう想像を絶する草間色だった。この美術館で世界は完結していた。当然のことながら、始めかなり拒絶だった。けど、だんだんとこの人の主張が伝わってきた。最終的には、この人デザインのTシャツと自伝、カンバッチを買って帰ることになる。俗に言うところのファンになった。もし、また機会があれば、この人の作品には生で触れてみたい。そう、やっぱり生で…

さて、何度もヒヤリとしながらも、一人も死者を出すことなく、ドライブはおわり。長い一日だった。友達と飲んで今日は寝る。夢だけは草間色じゃないといいけど。
by neko1dozen | 2005-10-07 00:05 | 旅・建築迷子。
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