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東京旅行

夜行バスを降りて、見上げた新宿駅が少し余所余所しく見えた。そんなアウェイ感からは、切なさというより、「そっか、7年ぶりの東京旅行なんだ」なんて妙な感動を覚えた。

(1日目)
新宿→築地→赤坂サカス→大学の研究室→景観・デザイン賞授賞式→丸ノ内→大手町→船橋日大(友人宅)
(2日目)
船橋日大→佐原→東京→名古屋

大学のオープンキャンパスの時以来の東京旅行。それが当日まで予定がまるで決まってなかったけれど、気がつけば、てんこ盛りな旅になってた。念願の築地の寿司や、元アルバイト先でお世話になった社員さんと焼肉との焼肉は最高においしかったし、なぜか船橋日大の友達の家に泊めてもらって、翌日はそこの大家さんと触れ合って、その仲間達と佐原の町並みを見に行った。佐原の町並みは素朴な佇まいで、きめ細かく手が入っていて、よかったっけ。あと、名物の鰻がおいしかった。まぁ結局食べてばかりだったんだけれど。


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佐原の町並み


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東京旅行_d0065332_059718.jpg面々。

お3方とも凛々しいね。



この旅では、これまで東京で出会ってきた人達との再会することになった。人間界の付き合いってのが下手な小生にとって、そんな人達との出会いは一つ一つがすごくうれしくて、励まされた。

その中でも、元アルバイト先の設計事務所の社員さんとの再会は特別だった。アルバイトしてた頃にはあまり付き合いってのはなかったけれど、今回一緒に旅をした会社の同期と共通の知り合いって事で、飲みに誘わせてもらった。
その人は女性で、仕事もハードな職場なんだけれど、べらぼうに明るい。その先輩が、ふとした会話の流れで、「結婚しても、仕事はずっと続ける」って力強く言い放った。そのことがすごくショックだった。それは女性だからどうこうってんじゃなくて、その力強さがショックだった。
小生はこれだけの覚悟をもって、今の仕事に望んでるだろうか。新人にありがちな愚痴を幾つもこぼしてしまったことが恥ずかしくなった。いい加減腹をくくれよ、自分、って。


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その先輩が、東京駅を離れる前に包みを手渡してくれた。就職祝いだった。この就職祝いは、本当に本当にサプライズで、涙が出るほどにうれしかった。中身はネクタイだった。しかも、これまでもってなくて欲しかった色だった。
こんなうれしいことって、他にはないね。




なんだか恥ずかしいくらいに励まされてしまった。

明日からはこのネクタイを締めて、一発奮起で仕事と向かい合おう。
by neko1dozen | 2008-05-19 02:19
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街と山と猫と        おいしいごはん
by neko1dozen