鞆の浦 (広島県福山市)
瀬戸内の、まんまるな港町を訪ねた。

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鞆の浦は、世界に3つしか現存しない自然の円形港湾をもつ街。かつては海運の要所で、今も町屋、波止場、雁木、焚場、常夜灯、船番所などが各所に残る美しい街だ。最近では崖の上のポニョのモデルになったとも言われている。
ちなみに、鞆の浦のある福山は卒業論文での初取材の地であって、まさに鞆の隣町に事例の道路がある。バスから眺める風景はどこか懐かしくて、入りから泣きそうになっていた。


d0065332_22284798.jpg港の風景
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d0065332_22312425.jpg海に面した街並み
d0065332_22382212.jpg街に面した船並み
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d0065332_2256553.jpg街の不思議な空間。椅子はみな海に向けられている。

d0065332_2232785.jpg海沿いに立つパン屋さんは古きよき街のパン屋といった趣き。

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店をぼんやり見ていたら、この家の人が店の中(というか、おうち!)に招いてくださった。
店の玄関からタタキがずーっと続き、海まで一直線に伸びていた。その両側に台所や居間が並び、すうっと気持ちのいい風が流れてった。どんな建築家でも、こんな素敵なプランは描けますまい。

d0065332_23195552.jpg突き当たり、海に面したベランダでヒマワリが揺れていた。

ちなみに、家の中ではちっちゃい子達が遊んでた。聞くと、宮崎駿監督もこの店によく通ったらしく、もしかしたらこの子達も映画のモデルになったのかもしれない。



鞘の浦の内陸部は伝統的な街並みが残る一方、海岸部は割と昭和的な民家が多かった。どちらかといえば後者に強く魅かれた。穏やかなヒューマンスケールの海で暮らす風景はベネチアのようでもあったし、どことなく生活感が漂う風景はインドガンジス川バナラシの街も思い起こさせた。いずれにせよ、これこそがかつて当たり前だった日本の海の風景なのだ。

さて、この美しい街と穏やかな水面が今大きく揺れてる。
湾の半分を埋め立て、バイパス道路を建設する計画が急ピッチで進んでいる。まさに、このヒマワリの目の前の海が埋め立てられて、トラックが走ろうとしている。
残念を越えて、もはや息苦しい。風景とか景観だとかの言葉を超えて、守りたいモノを目の辺りにした気がした。本当にこの街だけは守りたい。


□参考サイトへリンク

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by neko1dozen | 2008-08-20 23:49
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