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冬と春の間にある旅(キョロロ,農舞台)
d0065332_22563647.jpg思い出せば、光の館を出てからも楽しかった。ので、追記!





d0065332_225751.jpg越後といえば、コシヒカリと越後トリエンナーレ。直島・熊本と並ぶ、アートのまちづくりで有名な地域なのだ。

d0065332_2257311.jpgヘンテコだけど、ユニークな野外アートたち。

ウサギの二ノ宮金次郎像とツバメたち。
環境をテーマにしたアートで、託されてるのは意外にも大真面目な?メッセージだったりする。




d0065332_22575260.jpgここは日本一の豪雪地帯。溶けた雪の隙間からのぞかせてるのは、ふきのとう。「ただのお土産発見!」とばかりに、摘んでく。やたらテンション高い!


d0065332_232444.jpgあっという間に、手のひらいっぱいになる。持ち帰ると、レンタカーが春の香りに満ちた。そのまま次の目的地へと走らせる。

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森の学校 キョロロ
手塚貴晴+由比
2003

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コールテン鋼っていう、錆びた鉄でできたヘビみたいなプラン。夏の高温、冬の低温に持つように、全体がくねるようにして応力を逃がすように設計されている。まさにヘビ建築。
冬は、塔を除いてすっぽりと雪に覆われてしまうのだとか。
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入場料を払うと塔に登れる。階段もアートになってて、飽きさせない。頂上からは、まだ雪が溶けきらない棚田の俯瞰景。バツグンです。



d0065332_23101420.jpg棚田の周りには、ふきのとうだらけだった。ここでもおすそ分けを頂いてしまった。


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妻有に咲く花
草間彌生

まつだい雪国農耕文化村センター[農舞台]
MVRDV

日本の辺境ではMVRDVもご近所さん。冬の間は屋外アートが撤収されてたのは、ちょっと残念だった。夏の姿はこちら



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短い旅だったけど、最後におまけ。JR上越線の土合駅という駅に立ち寄る。
1日平均利用者17人の紛れもない秘境駅。通称「日本一のもぐら駅」と呼ばれる所以は


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改札(もちろん無人!)からホームまで、462段の階段! 悪ふざけじゃなく、建設条件で、やむなく下り線だけトンネル駅となったことから、こう呼ばれるようになった。「頑張ってください」なんて、ねぎらいの看板に笑う。
ちなみに、左手のスペースは将来のエスカレーター設置のためのスペースだとか。今は、湧き水が流れる。

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ようやくたどり着く地下ホームもなかなか怖い。ちなみに、この駅の地下ホームで駅寝すると、必ず見るそうだ。



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地上駅とその背後には谷川岳。この真下をトンネルは通ってる。
谷川岳にははるか4年位前に一度だけ登った。ザックと登山靴で462段を登ったのが懐かしい。


d0065332_234503.jpgようやっと、家に着く。晩ごはんは、てんぷらうどん。てんぷらは、エリンギ、アスパラ菜、ナガイモ&岩のり、桜エビ、そして今日採ってきたばかりの、ふきのとう。ふわっと香りが口の中に広がって、おいしかった。





冬と春の醍醐味を一度に堪能してしまった贅沢な旅だった。。季節を通して旅をしていると、違う五感で旅を楽しんでるのに気がつく。もちろん目は一年を通してだけれど、例えば、実りの秋には舌で、涼が恋しい夏は肌からというように感覚が働いてて、その中で春はきっと鼻だと思う。特に冬から春の混ざり合うにおいの渦は、他の季節にはない。
その渦の中を旅できた今回は、また特別な旅に仕上がってった。においって意外に鮮明に覚えているように、この旅もずっと心の中にあればと思う。すばらしい旅だった!






■旅の行程
27日
新宿駅---(夜行バス)
28日
---金沢駅---近江市場---金沢21世紀美術館---近江市場---金沢駅---十日町駅---光の館
29日
光の館---川西アートステージ---森の学校キョロロ---農舞台---十日町駅---土合駅---東京
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by neko1dozen | 2007-03-30 23:26
house of right [光の館]
衝撃的だった直島でのジェームス=タレル体験。切り取られたのは空だけじゃなく、小生の心なわけで、、それを埋めるべく北陸・上越のタレルを攻めてきた。

すべてがすばらしい旅だったけれど、シュウカツ中ということで、光の館に絞って報告してみたい。

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旅の本命、光の館は十日町駅から、レンタカーで15分ほど。十日町を見下ろす小高い丘(というより山)にある。



d0065332_2163595.jpghouse of right [光の館] 
/James Turrell


何の変哲もないコテージのようで、これ実はハンパない。谷崎潤一郎の陰翳礼讃を読んでインスピレーションを受けたタレルが、自らのアートと日本建築の融合を試みた作品が、なんとこの宿!タレルファンなら、涎タレまくりのスポットに今夜泊まる。入る前からドキドキだ。




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いきなりの見所は、部屋の屋根が開くこと。ガラスも張ってないから、ほっとくと雨も降ってくる(笑) 一晩中開け閉め自由で、直島でいう「open the sky」がなんと貸切状態!
d0065332_21242545.jpg夕暮れと夜明けに1時間のインスタレーションがあって、部屋から空を眺める。空の色に合わせて、部屋の照明が変化していく―


1時間だったけれど、これがまた濃かった(笑)。これまで空の色って継ぎ目なく変わってくもんだと思ってた。けど、そこで見たのは、ゆったりと深呼吸するように色が変わっていくの空の姿だった。切り取られた窓自身も大きくなったり小さくなったり、それに合わせて色がすーっと濃くなっていく。さらに不思議と言えば、小生と連れの「変わった!」という瞬間が重なることだった。
信じられないけれど、ありえないけれど、不思議な時間だった。

朝のインスタレーションは4時から始まる。また夜とは違う呼吸があって…でも、寝ぼけてて説明できないのが残念。


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こう見えて、頭上で空がぶちぬかれてる。青空給食ならぬ、夜空給食。ふきのとうのてんぷらがおいしかった。



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寝るときは寒いので、閉める。ウィーンっつって。



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暗さといえば、この建物すべての部屋のスイッチはつまみになっていて、自由に明るさを調整できるようになっている。それをギリギリまで落としていった時、妙な親しみある空間を見る。建物で一番好きだったのは階段だった。暗くて、ミシミシいって。おばあちゃんちの階段に似てたから。




d0065332_21561793.jpg建具もこだわってる。
これは座った姿勢で雪見を楽しむための雪見障子。枠の微妙な高さの差にあわせて、職人さんが一つ一つ手作りするのだそうだ(住宅メーカーのシュウカツで学んだ知識がここで活きる)。この宿では、雪だけじゃなく、昼は信濃川の河岸段丘、夜は十日町の夜景も楽しめる。


d0065332_21511930.jpg素材もこだわってる。
写真は、杉の型枠と着色コンクリートで仕上げられた天井(1F)。打ちっぱなしコンクリートとは思えない温かい見た目と、ひんやりとした手触りが面白い。光の館は、裸足で過ごすとますます楽しいと思う。



d0065332_21421321.jpg写真で見返すと、ますます神秘的な宿に感じてくる。一晩、小生と連れ、2人でこの宿まるごと借りてしまった。確かに高かったけれど、ホテルのスイートよりもはるかに安いし、なによりタレル。建築家の手塚ユニットもよく訪れるそうだ。
ちなみに、ここのもう一つの名物がお風呂。感動は行った人のみぞ知るといった感じで、あえて避けておく。ほんとすごいから。



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写真が入りきらなかったので、
Unknown-Scapes -neko1dozen photoblog-
にまとめました。興味のある人はぜひ。




何よりの驚きはアート作品とは思えない心地よさだった。初めてなのに、おばあちゃんちに遊びにきたみたいだった。夏にまた来たい。スイカとかアイスを買い込んで、縁取られた入道雲を仰ごう。
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by neko1dozen | 2007-03-30 22:05 | 旅・建築迷子。
2007.3.27-30
シュウカツの中休み、金沢&新潟を小回りに巡ってきた。
まぁた、すごい旅だった。

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2007.3.27(夜行)-30

金沢 近江市場
金沢21世紀美術館
House of right  [光の館]
森の学校 キョロロ
まつだい雪国農耕文化村センター[農舞台]
土合駅


詳細は後日。
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by neko1dozen | 2007-03-30 00:40
unknown-scape
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世界には、まだまだ知らない風景がめくれあがってる。



"The Blue Carpet" /UK - England
HEATHERWICK Thomas



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『建築家 五十嵐正―帯広に五百の建築をつくった』
帯広に三十年の間に五百もの設計を手がけた建築家、五十嵐正。町医者のような建築家の作風は独創でも保守でもない、さらには地域性でもない。これまで目をむけられなかった建築と建築家のあり方を見る一冊。オススメ。
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by neko1dozen | 2007-03-25 03:35
母校にて
故郷に日帰り。本日、往復鈍行で1600円、18きっぷに神が宿ってる。


地元ゼネコンの1次面接だった。手応えというか、まぁ通った(普段の面接でも、これぐらい強気でいられたらいいのに…) 地元は大学よりも高校の名前が圧倒的とは聞いてたけれど、まさにといった感じで進んだ。学歴がどうこうってんじゃなく、素直に大好きな母校だからうれしいもんだ。

ついでに、勢いでその母校に行ってきた。門をくぐるのはひさしぶりだ。
というのも、ヤマブ。この前現役の子から、顧問の先生方が転勤や研修で来年度全員抜けるって聞いた。経験がすべての山において、顧問はおいそれと新任を当てるわけにはいかない。顧問不在=存続の危機っていったら、やっぱり「ほっとけない!(みのさん風)」。


d0065332_0362299.jpg光が注ぎ込むホールと、その先に懐かしい数学研究室。幸運にも、ちょうどそのF先生がいてくれた。変わらないお姿。部活のこと、就活のこと、先生のこと、プライベートな山の話、後はうんぬんかんぬん… 最後は急がしそうで、追い出された(笑)
幸いなことに、部活がつぶれることはないそうだ。新任の先生に引き継ぎはしっかりされるとのこと。家族の脈が途絶えることなく、この先も続いてく。ほっと一安心で、再び東京に戻る。



廊下にかかってた現役の子達の賞状を見る。うちらんときより、間違いなく頑張ってる。ちなみに、賞状に書いてあるメンバーは、先輩の妹さん。兄弟でヤマブとか、親子でヤマブとか、なんだかうれしい。



やっぱ、自分の子供ができたらこの高校に通わせたいとか普通に思う。あわよくば小生の使い込んだザックを担がせたい(笑) 一方で、大学院まで行ったんだから技術者としても形を残したい。ジェネラリストの夢とスペシャリストの夢。いずれにせよ、この街にいつかは戻るんだろうな、そんな予感はするんだ。
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by neko1dozen | 2007-03-24 00:38
春三
春の匂いがかわった。
桜が咲く前のちょっと前、東京は1年で1番好きな空気になる。つんとした緊張感がまだ残ってて、けど、ほんのちょっとだけモクレンなんかの香りが混じって、やわらかい。桜が咲き出すと、もう味わえない空気だから、咲くのがちょっと惜しくもなる。いやはや、東京の6回目の春を迎えてしまった―


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卒業式を前に、新生大隈講堂が姿を現した。
設計・監修は佐藤総合計画が担当してる。その創始者の佐藤武夫の処女作が、他でもなくこの大隈講堂なんだもんな。ちなみに、今回張り替えられた外壁のテラコッタも当時使われてた土を用いるという。自分達で作ったものは自分達で守る、なんていうか、こういうのかっこいいね。


夜、2階のステンドグラスから漏れる光が本当にきれい。オススメ。






春三/ゆず たまには、そんな気分で。
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by neko1dozen | 2007-03-21 23:24
内々定いっちょあがり。
いやはや、内々定。
フィリピンな住宅メーカーからの内々定。


ナイナイ定?



昨日、地元のゼネコンを受けてきた。以前はまったく考えてなかった選択だけど、ん~、そういう選択もあるんだなと、今はちょっとっつ考えてる。



猫1ダース。
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by neko1dozen | 2007-03-18 18:47 | 東京・建築迷子。
ロメオとジュリエット
なんてタイトルで一度日記を書いてみたかった。



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昨日とは一転して、寒空の、日曜日の、キュウジツにロメオとジュリエットを見てきた。
白鳥の湖なんかのクラシックじゃないバレエってのは初めてだったけど、ストーリーの展開が分かりやすくて入っていきやすかった。最後ではちょっとウルっときてしまったくらい。
衣装や舞台装置も凝ってて要所要所見ごたえあったし、「予想外」のCMなんかで使われてるプロコフィエフの楽曲もここが本家で、音楽的にもノってける演目だった。妹のバレエ団では隔年でやってるみたいだけれど、機会があればオススメしたい。




余談だけれど、バレエの振り付けにも著作権ってのがあるという。振付家の指導とともに契約が結ばれていて、許可なしで公演したり、盗用するのはもちろんのこと、勝手なアレンジも禁止され、保護されている。
注意して見てると、瞬間瞬間のシーンが常に美しいように、役者の配置、動きが組まれていることに気がつく。今日の演目も、シンメトリではなく絶妙に配置を外していたり、配置は対称でも衣装を違うパターンにしてたり。それぞれの世界の美学があるんだぁね、と素人ながらに思った。

うん。少しずつ、この世界に入れつつある。
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by neko1dozen | 2007-03-11 19:41
春の、土曜日の、シュウカツ。
シュウカツを始めてもう一ヶ月たつ。足りないのは危機感なのか、真剣味なのか。分からないけれど、割とのん気に毎日を過ごしてる。思ってたよりシュウカツは楽しい。


d0065332_193098.jpg今日は今イチオシの大手住宅メーカーの現場を見にいく。工事中の現場を見せるってキャンペーンをしていて、(って書いてる間にテレビでCMが流れてるw)  まぁ中々ない機会だから、都電に乗って、ぷらっと足を運ぶ。



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土曜日ってことで、にぎわってた。場所も町屋だし、散歩中にふらっと寄って、手土産(ヘーベル君の置時計)をもらって帰るおばちゃんたちが多いみたいだ。みんなヘルメットを被って、鉄骨造3階建ての現場に入る。 わいわいがやがやのおばちゃんたちのそのすぐ横で、職人さんたちが作業をしている。りんどう橋の時の怒鳴りあう現場と違って、ここの職人さんは黙々と進めてる。黙々…




1年目の営業の方、2人が相手をしてくれた。考えてみれば同い年だし、結構ぶっちゃけ話を3時間くらい頂いた。採用のこと、仕事のこと、将来のこと…  住宅メーカーはこうして社員の方一人一人と話せる機会が多くて、まるで新歓時期にサークルを選ぶような、そんな楽しさがある。先輩の勧誘文句を聞くたびに、「マジっすか!」だなんて、フレッシュな就活生が耳を傾ける。
お2人方とも、スーツがスタイリッシュでかっこよかった。些細な部分にこそ会社の姿を見る。かっこよくスーツ姿が着れる、それだけでも恵まれた職場なんじゃないのかと、小生は思う。


本当にいきたい会社が一つある。それだけでも、張り合いもってシュウカツができてる。素晴らしいこった。


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思わぬ晴れの土曜日に。

best sky /サニーデイ・サービス
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by neko1dozen | 2007-03-10 19:50
やれやれ。

「正直、僕の稼ぎじゃあ、当社の家は一生かかっても建てられないよ。図面ならひけるけどね」

苦い笑いの社員さん。某大手住宅メーカーさんの設計者でこうなんだから、まぁこれがどこも現実の姿なんだろうね。やれやれ。



「いやぁ、全然おもしろくないよ。うちのコンサルティング業務なんて。」

こちらは某中堅組織設計事務所の役員さんとの面接。建築画報って雑誌中の対談で一度顔は拝見してた。なんというか、理想を語る紙面の姿とのギャップを露骨に見せられてしまったなぁ。
「君はデザインがしたいんだろ? それならうちじゃあ、きっとがっかりすることになるよ」
途中から、進路相談になってた(笑) やれやれやれ。



「フィリピン、行ってみない?」

再び。某中堅住宅メーカー。最終選考は合宿って不思議な会社だけれど、その後の事にまで3次面接では話は進んだ。今月末に一度フィリピンの自社工場に見学に行かないか、という。商品開発に携わりたい人のみに、声をかけているという。 やれやれやれやれ。




最近いろいろな業界を見て、自分の中で何か一回りした感じがする。ぐるぐるぐるって浮気しまくった後で、帰る家にふと気がついた旦那さんのような。まぁ浮気先も十分に魅力的であるし、帰る先がうっかりドクターだったなんて、笑えないから(笑っ)





d0065332_22582226.jpg ふきのとう、菜の花、ぜんまい、うど…etc   近所に、季節の野菜をふんだんに取り揃えてる粋な八百屋さんを見つけた。 むかご(東京の人は知ってるのかな)を置いてる八百屋なんて初めてみる。
本日の食卓は、「菜の花とタラの和風クリームパスタ」 最近クリームソースがうまく作れるコツが掴めつつある。
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by neko1dozen | 2007-03-08 23:10


街と山と猫と        おいしいごはん
by neko1dozen
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