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藤森建築と路上観察 
さて、今日足を運んだのは「藤森建築と路上観察」 

待ちに待った公開ということで、入り口には花輪が並ぶ。その中に小田和正の名前! 藤森さんの卒業設計のパースも展示されていて、これを小田和正が手伝ったたのかな… と思いを巡らせたりもする。小生、2人のどちらもファンなのだ。

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木の甘い匂いとワラの懐かしい匂いに満ちた会場は、あたたかかった。展示は2つに分かれていて、藤森建築について。作品紹介以外に、塗壁の種類や木工道具、焼板の作り方なんかも展示されてて、勉強になる。その他は卒業制作や、東京計画2117って丹下さんへのオマージュ作品、こちらはユーモア混じりに藤森さんのルーツを知ることが出来る。

もう一方の展示は、路上観察。これが予想外におもしろかった。藤森さんと仲間の建築探偵団のメンバーで発見した、街のズレた風景を紹介してる。ヘンテコな形の家や、行き先のない階段、ぐねんぐねんに張り巡らされたガードレール...etc なんか発見するって姿勢が、「僕ら」っぽくて共感が持てる。こちらの方がオススメ度が高い。


d0065332_1111957.jpg神長官守矢史料館 / 長野県茅野市
これが出来上がった時、地元のご老人方には評判はすこぶる悪かったという。「何で今更こんなものを作るんだ」「もっと立派な建物にすればいいのに」と。それを聞いて、藤森氏はしめしめと、成功を確信したという。僕らには新しく見えて、地元の人にとってはかつての日常の風景。それを取り戻すことが目標だったのだ。




藤森建築には、建築って言葉に気を負わない身軽さ・遊び心がある。一見すると建築というよりも、秘密基地のように見えてしまう。素人的なプロ仕事なのか、プロ的な素人仕事なのか判らない危うさが面白くて、悩ましい。
屋根のてっぺんから木が生えてたり、家をタンポポで包みこんでたり、将来一度やってみたいな~と思うアイデアが盛りだくさんだし、いかにも誰でも出来そうと思う。けれど、このままマネしたとしたら、それは建築ではなく秘密基地でしかない。タンポポをチューリップに変えるとか、そういうことでももちろんない。
藤森建築から何を学ぶのか、これは一つのテーマなんだと思う。



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一本松ハウス /福岡




それでも、てっぺんから木をはやしてみたい… バカ殿みたいで、楽しいじゃないですか。
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by neko1dozen | 2007-04-29 17:14 | 東京・建築迷子。
4.24
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週末の風景

生まれて初めてお弁当を作って、お出かけしてきた。武甲山と秩父の芝桜。



d0065332_23175455.jpg週明けの風景

研究室に、りんどうばしの高欄のサンプルが届く。いささか研究室にはオーバースケール。
前回現地で決まった形状の変更と塗装のチャックのためなのだけれど、なかなか難しい出来だった。鋳物の魅力である荒い表情が今回の塗装で薄らいだかわりに、なんだか鋳型自体の作りの荒さが目立つようになってた。なんだか厄介だ。


業者さんのやる気のなさが顔を見なくてもわかる(笑) これ以上の作り直しは諸々きびしいのでこれでGOってことになると思うけれど。「いいもの作りましょう」ってんだけじゃあ、ものはできあがらないって改めて知らされる。後、ダメなものをダメということ、まだまだその勇気が足りないな。




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建築の詩人の作品集を買って帰る。スカルパの写真集は幾つか手にしたけれど、この作品集は紙質がバツグンに気持ちよかったから。金欠だけれど、学割がきくうちの先行投資しておこう。これも今年できることの1つとして。
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by neko1dozen | 2007-04-24 00:21
RECRUITの終わりと始まりについて
フィリピンな御社、2×4な御社、地元な御社、Dな御研究室…
頂いたのは見事にてんでバラバラなカードだったけれど、猫なりに考えた結果、コンサルタントの御社を選んだ。


意外にも、最後に僕の背中を押したのは、卒業論文だった。シュウカツをしているうちに、卒論のテーマ、僕がやりたいデザイン、自らの将来像の3つが不思議とリンクしていった。それに気づくまでは長かったけれど、最終的に決めた御社の面接にて熱く語っている自分に、あぁマジメに研究やってたんだな、と思わず感心してしまった。やれやれ。


名古屋にあるコンパクトな総合コンサルタント。都市分野では、開発よりもまちづくり的な案件が多く、中部地方の街医者(街の面倒をみる医者)みたいな取り組みにひかれた感じだ。保守的なデザインもいい。そして、名古屋。ご飯がおいしくて、地価が安い(=家がたつ!) そして、北・南・中央、すべての日本アルプスに直でアクセスできるのがすばらしすぎる。
会社に入ってすることもそうだけど、それ以上に今年やることの多さにワクワクする。スタートダッシュで同じラインにいるわけにはいかないから、徹底的に自分を磨いておかなきゃと思う。ある意味、入社式が一つ目のゴールかもしれない。戦いの1年になりそうだ。自分にないもの、その会社にないもの、まず何から始めようか。


「セルフビルドで家をつくること」
もちろん、小生、一番の夢にも向かって。




RECRUITを通じて、本当に最後まで、本当にいろんな人達にお世話になりました。
小生の蒙昧さ、弱さにそっと手を差し伸べてくれた人々に、この場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました。


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by neko1dozen | 2007-04-22 03:56
実家をなぞる。
実家の押入れをガサゴゾしてたら、家の図面がでてきた。
手書きの青焼きの図面。かれこれ20年以上前だから、CADなんてないもんね。タイルのハッチングももちろん手書きだ。なかなか見ごたえがある。

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せっかくなので、トレースしてみた。通し柱の位置や電気配線なんかは、「おぉっ!」っと初めて知る。クロスの仕様や押入れの位置なんかは、「あぁ!」と改めてわかる。隣で寝ている猫のいびきが意外に大きいこと、「あぁ…」っと初めて(改めて?)知る。

10年以上暮らした我が家をなぞる事は、予想してた通り、おもしろかった。う~んとうなることばかりだ。





土地利用の概要も書いてあった。市街化区域、第1種住居専用地域、緑化協定地区、北側斜線制限、道路による斜線制限、建ペイ率制限50%(あれ?、増築してからオーバーしてるような…)、容積率80%…etc


こちらはぜんぜん知らなかった。住んでいる時は不満ばかりの家だったけれど、なぞってみると収まりのよさやプランは完璧なんだなぁっと思わされてしまう。いやはや、やっぱ家をつくるって奥が深いもんだ。



明日は名古屋。運命の1日かも。
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by neko1dozen | 2007-04-18 02:08
もう一つのセルフビルド (湘南編)
週に6日はOFFな今日この頃、今日も例に漏れずのOFFだ。 それも晴天の土曜日(春三/ゆず を自然に口ずさんでしまんでしまうような春の日だ)、小生、生まれて初めて湘南・鎌倉を訪れる。

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成就院より、由比ガ浜を眺める。
(電信柱が惜しい)




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OFFとは言えど、観光ではなくて、ちょっとした集いに参加してきた。


自分でつくる家(セルフビルド)セミナー @鎌倉


セルフビルドと言われて、行かないわけにはいかない。とはいえ、これは研究とは違う。
もともと北米なんかだと盛んな家のセルフビルドを、日本でも広めようという建設会社が湘南あって、その説明会があった。家作りでも、すべてを住民自ら行うもの、ハーフビルド(構造・上下水道工事などを業者で、壁や床工事を住人が行うもの)まで幅広くリクエストに応えているとのことで、面白そうだったのでお邪魔しにいった。


用意された小さな会場。参加者のほとんどが中高年層で、子供が手元から離れて、何か一つやってやろう、って、元気なおじさま達の集いといった感じだった。みんな説明を食い入るに見ている。ローコストや自由度といった魅力、なにより自分で作るというワクワク感がこの家作りのウリみたいだ。実際建てた人のプレゼンテーションもあって、おもしろかった。いや、かなりワクワクした! 左官工事(塗り壁などの仕事)なんか、一度やってみたかったんだ。


この社長とも話させてもらった。「セルフビルド」をググってたら、たまたま出くわした会社なのだけれど、設立3年目の小さな会社という。航空会社を退社された社長が、半ば趣味で作られた会社らしい。一般家屋では、日本で唯一やっているそうなのだが、やはり赤字なのだそうだ。パッケージ商品ではないため、マージンを取りづらいらしい。 「会社がもつうちは、なんとか続けますよ。」なんて大らかに笑ってみせる社長。大丈夫なの??と不安にもなるけれど、とても気さくな方だ。




会場の脇に、これまで手がけられた模型が数点並んでいた。ログハウス風のものから、住宅特集に出てくるような、カッコイイものまでこれまた幅広い。
あと十年くらいたったら、お世話になりたいと思った。それまで、どうか会社を続けてください。




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チルチルびとの今月号が、土壁と漆喰の特集になってて、熱かった。小生、最近はもっぱら左官仕事が熱い。




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by neko1dozen | 2007-04-14 22:14
夢とカタチ、夢のカタチ。
小さい頃通ってたプールの脇に、東海道新幹線の車両基地があった。テレビに出る前のピカピカの新型新幹線がまぎれてたり、回送後の新幹線が踏み切りを渡ってく様子がワクワクで、ウォータースライダーのてっぺんからよく覗き込んでたもんだ。

d0065332_22312837.jpgその車両基地で、今日新型新幹線の発表があった。N700。カーブ区間の速度は従来より20キロアップして時速270キロになるっていう。翼を広げた鷲のイメージだそうだけど、どこか表情が浮かない感じで、「まぁ言われれば、走りますけどね」なんて感じの声が聞こえてきそうなデザインじゃないですか。


d0065332_22515948.jpg一方、この新幹線の登場で、夏から500系が東海道から姿を消す。なんがい鼻がホームに滑り込む感じやら、プラグドア(段差の無い宇宙船みたいなドア)のプシューっと開くドキドキ感ったら、鉄道冥利につきるってもんだった。
500系の入線の時には未だに外国人や子供達から歓声があがるという。しばらくは山陽新幹線で運用されるっていうけど、東京駅で見ることができなくなるのが残念でしかたない。




純粋に「速さ」を求めて作られた500系はできあがった形もシンプルだ。一方で、700系は「乗り心地」、「製造コスト」、「運用性」、「環境への配慮」いろんな要素を加味して作られてたというけど、そんなバランスの良い性能を求めた結果がバランスの悪いカタチを生んでるってのはどうも皮肉的だと思う。先頭の浮かない表情が、どこか夢を失った人にも見えてきてしまう。昔の新幹線ってよかったな。食堂車があったり、2階建てだったり、速度のメーターがついてたり。少なくとも500系まではなんだか子供の夢の延長みたいで、楽しかった。
もう一つ。N700系を見てると、磯崎新+佐々木睦朗のフィレンツェ新駅を思いだす。設計の条件を入力すると、樹木のような有機的構造がコンピュータ上で最適化され、最も力学的に合理的なカタチへと終極する。建築家はできたものを精選するだけという建築。スケールも実感できないままプログラムで作り上げられたカタチは、なんだか昔アニメで見た近未来の絵図のようで、いよいよこんな時代が来たかって感じがしてしまう。



機能をこえて、愛着を抱かせるものづくりがある。それを眺めてる時、僕らは知らず知らずに、作り上げた開発者に心を重ねていく。例えば、新幹線にスピード感を、建築にスケール感というように。その時、モノを通して技術者の夢を見て、更にその夢を通して、もっといいものを生み出すモチベーションを見るんだろう。




(昼間、修論の文献をあさってたせいで、どうもカタい文章になってしまった。)
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by neko1dozen | 2007-04-11 00:09
静岡万歳!
いやはや、いやはや… 寒の戻りな今日だったけれど、1日熱かった。

常葉菊川優勝おめでとう!!
そりゃあ文字も大きくなるよ。28年ぶりだもん。


今日の午後の面接は、さぼった! だって、面接は毎年あるけれど、静岡が決勝戦に出場することなんて、何十年に1回あるのかってもんだから。生で見なきゃならんのだ。



28年ぶり、静岡勢選抜優勝。28年前をそもそも知らない。静岡がいいとこまでいったってのは、静高とか東海大翔洋、あとちょっと前だけど韮山高あたりで、後は浜商・浜工が老舗ってとこで、いずれも3回戦くらいかな。常葉菊川はあまり聞かない。今頃、地元はどんな盛り上がりなんだろう。いやぁ地元で見たかった。

試合展開は準決勝と同様、先制されて、ずっと数点地味にリードされてて、最後に逆転。逆境に強いチームって解説は言ってたけど、見てる方はそんな逆境になれてないから、勘弁してほしい展開だった。ただ準決勝と違って、点が入る予感はしてたし、まぁその分じれったくて、8回までやっぱり勘弁してほしかった(笑) 小生、スポーツ観戦はどうも不向きだ。


8回に逆転して9回表。味方の援護を信じ、ブルペンで黙々と投げ込む森田選手。それも空しく、1つ2つと赤いランプがともってく―  ここらへんが野球の美学。なんて美しいスポーツだろう。


いい試合を見させてもらった。こんなにすばらしい試合なら、面接なんて幾らだってさぼる。ふと思ったのは、スポーツが強い採用地で企業を選ぶってのもあったな。とりあえず地元静岡。野球に負けず、サッカーの復権を心から願いたい。ビバ、静岡!!



P.S アルプススタンドが映るだびに、みんな遠州顔してるな~って思ったのは小生だけなのだろうか。
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by neko1dozen | 2007-04-03 21:27
無題。
「カベにぶつかっても無理して乗り越えようとするな。乗り越えられるはずがない。そのかわり、カベの前でちゃんとウロウロしてろ。」

吉本興業のエラい人の言葉より。小生、この言葉を1000%信じて、シュウカツをしてる。


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シュウカツではほんとウロウロな小生だけど、2つだけ確かなことがある。

・別に大きな仕事をやりたいわけじゃぁない。

・将来、自分で自分の家を建てられること。
(もちろん、愛猫つき)



前者については、それゆえの迷いが色々ある。けれど、後者に関しては、実現できなかったらしこたま後悔することになるだろうな(笑)





常葉菊川が決勝進出! しかも、準決勝は攻めて攻められての大接戦だった。いやはや、小生は選手以上にナイーブになってしまって、とても見てられない。
決勝進出おめでとう!!(明日負けるのが怖いので、今日のうちに話題にしておこう)
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by neko1dozen | 2007-04-03 01:05


街と山と猫と        おいしいごはん
by neko1dozen
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