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歳末の旅(宮崎 日向駅・油津運河他)
別府に上陸して朝一の温泉につかり、一旦中津まで北上した後は、宮崎まで一気に下った。宮崎までは、半日かけての電車移動で、その間は電車の旅を満喫した。
(余談けれど、風の丘最寄りの中津駅の駅員さんが田中美保だった。これくらい美人の駅員さんなら、いつもの電車も「さぁ乗るか!」って気合が入るんだけどな、と思う。)


d0065332_10181575.jpg○815系
高校時代に九州を旅した時、この電車にすごく驚いたことを覚えている。電車もデザインするものなんだ!って。
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d0065332_1037473.jpg○817系
815系から2年後、2001年に導入された817系。鈍行の普通車で、シートはなんと本革張り! 網棚の収まりがヤバい。
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d0065332_10212230.jpg○日向駅と駅前広場/内藤廣建築設計事務所+小野寺康都市設計事務所+ナグモデザイン事務所

できたてほやほやの日向駅。電車のドアが開くとともに、木の香りがふわっと舞い込んできた。
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d0065332_10225859.jpgそりゃ、覗きます。

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d0065332_10234179.jpg高千穂通「T-テラス」 /小野寺康都市設計事務所

宮崎市
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d0065332_10333228.jpg28日は油津へ。
d0065332_10241853.jpg○油津運河
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旅を振り返って。
未踏県をぐるりと制覇するための旅ということで、つまみ食いみたいな旅になっていしまった。慌しかったけれど、まぁ、それはそれで楽しかった。時刻表を1分単位でにらみながみながらの旅なんて、もうできないかもしれないし。ともかく、これで残る未踏県はただ1つだけとなった。

長い旅路のラストは、春の沖縄でしめる。
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by neko1dozen | 2007-12-31 09:11
歳末の旅(九州 風の丘葬斎場 編)
生きている間でしか見ることができない建築、ってなんだろう。もちろん全ての建築なのかもしれないけれど、あえていうならば死をテーマにした建築なのかもしれない。死と向かい合うための空間は、生きている間でのみ意味を成すものだから。そんなことを感じながら、この建築を歩いた。

d0065332_2332418.jpg 風の丘葬斎場/槙総合計画事務所+ササキエンバイロメント・デザイン・オフィス 他

大分県中津市 郊外
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d0065332_23253850.jpg1 葬斎場
(左手が斎場、右手が火葬場)
2 風の丘
3 遺跡群

※写真はパンフレットより引用



d0065332_22384351.jpg○斎場
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d0065332_011419.jpg○火葬場へ
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(小生、建築は専門ではないので、素人なりの感想ということで書いてみたい)

死と向かい合うための空間として、この建築は3つの点で優れているんだと小生は思う。

1つ目は外に対して開放していること。柵の1つもなく、公園のように開放された葬斎場は、新たな「死との接し方」を社会に提案している。
2つ目は機能的に優れた葬斎場であること。遺族の心情に配慮した動線やランドスケープと建築との絡みなど、葬斎場として優れたプランが提案されている。
3つ目は、「生と死」のイメージを積極的に投げかけていること。例えば、斎場での光の演出のように、ディテールの1つ1つに強いメッセージが埋め込まれいる。

1や2は建築家としての能力だけれど、3はそれに加えて、人としての強さだと思う。例えば、目の前で泣いている人がいるとして、ただ寄り添うことは簡単だけれど、しかるべき言葉をかけるのはとても難しい。まして、今まさに死と向かい合ってる人にメッセージを送るのって、ものすごい勇気のいることだと思う。目だけではなく、耳に訴えるメッセージもあった。斎場は外の音が集まるの場所であったのに対し、火葬場はピタリとした静寂に包まれていた(もし、行く機会があれば耳を澄ませてほしい) あらゆる方法でメッセージを投げかけようとする建築家の強い意思に、なんだか圧倒されてしまった。
個人的な感想としては、少し演出が多く干渉し過ぎてる気がしたけれど、逆に、人の感情に踏み込めるほどの強さこそ、今の小生に一番足りていないことかもしれない。


ちなみに、この建築にはかなり直接的なオマージュを含んでいる。小生は薄学ながらも、ランドスケープにグンナール・アスプルンド、中庭からはカルロ・スカルパ、内観はルイス・バガガンを連想した。いずれも生きてるうちに見にいきたい「死」の建築である。


さて、次回が旅の最後、大分から宮崎へ。
(次は明るいレポートにしますw)
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by neko1dozen | 2007-12-30 09:42
歳末の旅(四国 金比羅宮・高知駅・牧野植物園他 )
2007.12.26 この日から一人旅となった。香川県琴平町から土讃線で徳島をかすめ、高知を目指す。


d0065332_311180.jpg○金刀比羅宮
江戸時代には伊勢神宮に次ぐ庶民の憧れの地であった、こんぴらさん。見所はなんたって、参道の石段。奥社まで登るとなんと1368段もある!朝の6時、1日のウォーミングアップ(あるいは、怖いもの見たさ)でお参りに行ってきた。
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d0065332_3113214.jpg本宮からの眺望に満足してしまい、そこで降りてきた。決してリタイヤではない!けれど、朝一のこんぴらさんは槍ヶ岳よりもしんどい。

d0065332_3114372.jpgちなみに、参道の両脇は店舗が並び、昼間はビニールの庇が張り出す。残念というか、ちょっと謎だ。
(これに限らず、金比羅宮周辺は総じて美しいとはいえない状況だった。もうちょっと頑張ってほしい)


d0065332_3121036.jpg徳島名物 祖谷そば
途中下車の阿波池田駅で昼ごはん。うどんほどの太さの蕎麦で、素朴な味。十割でよく切れるので、縁起には悪いんだとか。


d0065332_3115985.jpg土讃線の車内で思わずワンショット。シートカラーがいい。こういう何でもないデザインのセンス、いつか身につくといいな。



d0065332_3165471.jpg○高知駅
高架化に伴い、目下立替中の高知駅。新駅は珍しい木造の駅舎になる。
d0065332_17443238.jpg縁あって以前に模型を見たことがあったもんだから、なかなか実物に目が慣れなかった。「うん、細かいところまでよくできてる。これ本当に使えるんじゃない?」 といった感じで、完全に模型目線で見てしまうw 
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d0065332_3173326.jpg離れても大きい。こうして見ると名のあるお寺とその参道みたい。毎日通勤で通えば、ご利益がありそう。ちなみに、これを設計した建築家もどことなくご利益がありそうな人柄をしている。


観光案内所で自転車を借りて、向かうは今日一番の目的地。そこはちょっとした山の上で平日はバスもなく、アプローチが中々過酷だった。それにしても、この旅はなんだか登りだらけだ。

d0065332_3135855.jpg○牧野植物園/内藤廣
今年の土木学会賞受賞したこの植物園、ちょっと前のANAのCMなんかにも出てきてた高知の新スポットだ。
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d0065332_3142625.jpg肝心の植物は冬枯れしてたw 植物園的にはやっぱ初夏か秋あたりがベストかもしれない。それでも、赤い日差しで色づいた木トラスや、キリっとした冬の風は、この季節!って感じがしてとても気持ちよかった。植物園から見る高知の風景もいい。
d0065332_3144363.jpgちなみに、さっきの高知駅の駅舎と植物園、設計者は同じ建築家だ。(これに関してはまた改めて書きます)
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0.5ダース くらい。
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土佐の夕日



d0065332_3341176.jpg八幡浜から別府へと渡ることにした。船内で1泊、明日の朝に九州の地を踏む。日程の関係で残念ながら宿毛経由は適わなかったけれど、次の日にスペシャルな建築との出会いを果たすことができた。次回はこの出会いについて。



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by neko1dozen | 2007-12-29 17:41
歳末の旅(四国 内子町・しまなみ海道他)
2007.12.25 今年は一風変わったクリスマスとなった。

d0065332_2363429.jpg○瀬戸内しまなみ海道
本州四国連絡橋の3橋のうちの1つ、愛媛の今治から広島の尾道を結んでる道路だ。サイクリング・歩行者用にも開放している珍しいルートで、世界最大の斜張橋・多田羅大橋(授業ででてきたなぁ…)も経由する。今回は最も愛媛寄りの来島海峡大橋を歩いてきた。

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d0065332_2384556.jpgこれだけ大きいと、スケール感が完全に狂ってしまう。首回りほどの太さの吊り材も蜘蛛の糸みたいだ。

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d0065332_239213.jpg雨水排水口
路面の雨水はそのまま海へと落ちていく。そりゃそうだけど… わかりやすすぎて、ちょっと怖い。

d0065332_238244.jpg今治は造船の都市。橋から造船ドッグが一望できる。
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d0065332_23984.jpgきれいな橋だった。見事に車は走ってなかったけど、夏なんかにサイクリングしたらたまらなそう。いつか時間がある時には縦走にトライしてみたい。


d0065332_2484039.jpg○愛媛名物鍋焼きうどん
ゆるめの麺と甘い汁が特徴だ。愛媛に入ってからのうどんも美味しかった。


d0065332_249430.jpg内子町
午後は車を飛ばし、内子町にやってきた。内子町は町並み保存の先駆け的存在で、黄味がかった重厚な漆喰壁が特徴の町並みが続く。

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d0065332_2514187.jpg銘菓 町並みせんべい


「町並みから村並み、そして山並みへ―」 これが内子町のまちづくりのコンセプトらしい。歴史的街区の保存運動から、村全体、さらには地域の山々を含めた環境の保全をこれからは考えていくんだそうだ。ところで、この「並」ってなんだろう? これは今日の始まり、「しまなみ(=島並み)海道」からひっかかってて、内子町でそんなに連呼されたもんだから、考えさせられてしまった。
並ってなんだろう。普段の言葉では、お手並み、人並み、月並み… 身近?なところでは並盛りって言葉もよく使う。大辞林では、要約すると「(1)その物毎の意、それらが並んでいること (2)平均的・中間的な様」と出てる。ここで「調和的」という意味が無いのは、ちょっと意外な気もする。町並みとか風景を指す時には(1)として用いながら、知らず知らずのうちに、調和して整ったポジティブなイメージを付加して使っているような気がする。(1)はあいまいな概念で、あるいは並=クオリアって言い替えられるのかもしれない。


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d0065332_2505879.jpg内子名物・丸寿司
ご飯の代わりに酢で味付けされたおからにネタがのっている不思議な食品。味に関しては…ちょっとポジティブな感想が出なかったけれど、女将さんは親切でいい人だった。


内子は、妻籠や馬籠のようないわゆる観光志向はなくて、店舗も少ない。そのかわりに、古民家に入れたり、工芸体験やグリーンツーリズムなんかを売りにしてたりして、また違った楽しみ方ができる街のようだった。ただ、街全体がずいぶん痛んでいて、立て替えてる最中の家も1軒だけではなく、これからが気になる街だ。




(旅のスピードにブログが後れてます。先回りして報告すると、宮崎までやってきてます。かなりいい調子です、ご期待ください。ひとまず次回は香川・高知の報告から。)
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by neko1dozen | 2007-12-28 02:12
歳末の旅(四国 猪熊弦一郎現代美術館・丸亀城・坂の上の雲ミュージアム・道後温泉他 )
その夜はちょうど満月で、列車はぽっかり浮かんだ月を追っかけってた。窓辺から見える風景は、地平線を超えて続く漆黒の草原でも、茅葺の粗末なバラックでも、レンガの街並みでもなくて、これまで幾度となく見てきた僕らの街だった。けれど、その夜の街ははまるで違った表情で、列車はこの国の新しい広がり方を小生に見せつけた。


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…なんて、ポエッティーな夜は早々明けた。初の寝台列車は興奮してしまって、うまく寝れず(そもそも寝台列車って寝るための電車のはずなんだけど)、眠い頭のままで腹ごしらえへと向かった。目指すは讃岐うどんだ。

d0065332_23404230.jpg讃岐うどん まごころ
「まごころ」さんは映画UDONでも出てくる、いわゆる名店だ。製麺所に併設された食堂にお邪魔した。雑然とした感じが、逆に名店っぽい。
d0065332_22354487.jpg店内風景

d0065332_22355974.jpgうどん(小)180円(+蒲鉾とおあげ)


香川出身の友達から「うどんはおやつ」と聞いたことがあったけれど、なんとなく納得した。うどんは幾らでも食べれる。さっきのおいしかったもんだから、すぐさま別のうどん屋をハシゴしてしまった(朝ご飯だけで!)。その後、2日間で4食を食べたけど、不思議と満腹にはならなかった。讃岐うどん、おそるべし。

d0065332_2357341.jpg肉うどん(2軒目 つづみ)
もちもち感たっぷりの麺がおいしかった!

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この日は、午前を香川県丸亀で過ごした。

(予讃線のマークはなんだか有楽町線みたい)


d0065332_22362560.jpg丸亀駅駅前広場
d0065332_0161599.jpg猪熊弦一郎現代美術館/谷口吉生

d0065332_22385629.jpg大階段
d0065332_22393089.jpg展示室
d0065332_026630.jpg内部の階段


猪熊弦一郎現代美術館は、駅前に面した全国でも珍しい美術館。キャッチなパブリックアートが美術館と駅と街を繋いでる。中も本当によかった。大階段の空間の感じは初めての感覚だったし、展示室のプロポーションがバツグンだった。
谷口吉生の建築は好きでよく見にいくけれど、いつも完璧だ。一つは、妥協や失敗に見える部分がまるでないことがある。ただ、それ以上に、建築の一体どの部分から考え始めて、設計を進めてきたのか、その過程が中々見えない。箱の中にすっぽり隠してしまって外からは覗けないみたいな、それはこの人の作風そのものみたいだ。もちろんこれは小生の勉強不足なんだけど、それにしても完璧だと思う。いやはや、よかった。


d0065332_022086.jpg丸亀城 
日本一の城壁

d0065332_22422536.jpgこの曲線っぷりが日本一の城壁らしい。確かにすごい。



午後は愛媛 松山へ―

d0065332_1361476.jpg坂の上の雲ミュージアム /安藤忠雄


d0065332_1362442.jpg同上 エンタランス
d0065332_2222999.jpgロープウェイ街
d0065332_1363332.jpg道後温泉本館


松山城を上り、ロープウェイ街を通って、出来立ての坂の上の雲ミュージアムを眺め、道後温泉につかってきた。ロープウェイ街にはたまたまライトが灯る時間に通ったんだけれど、ゆっくりとライトの色味が変わってく様が本当にきれいだった。道後温泉本館はなんというかアウェー感が漂うお湯屋だった。というのは、風格もさることながら、どうも地元ルールみたいなのがあるようで、小生は見よう見まねでビクビクしながら入った(女湯には本当に主がいるらしい)。もちろん気持ちよかったけれど、人の家のうちのお風呂を借りるみたいな不思議な心地のするお湯屋だった。




明日は愛媛を回る。
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by neko1dozen | 2007-12-26 01:25
Night Train Home
正直なところ、最近自分が弱くなったなぁ~って思う。GSのワークショップでは何度も家に帰りたくなったし、先日のポスター作りは本当に燃えつきたし、修論のレジェメを書いてても体のどこかが痛む気がする。まさか今コンペなんかやろうものなら、五体満足に年越を迎えることすらできないんじゃないか、そんな風に思ってしまう。いやはや弱った。
…なんて弱音を吐きながらも、修士論文の山が目の前に迫っているわけで、明日は最後の中間発表なのだ。正直、しんどい。



d0065332_19561954.jpgそんな自分を机の前に置かれた切符が支えてくれてる。サンライズ瀬戸(高松までの寝台列車)の切符だ。クリスマスイブの日、浜松から高松までの夜行に乗る。
国外の寝台列車は何度か乗ったことがあるけれど、国内では初だ。指定席料金の安いシートなんだけど、それでも飛び切り贅沢な心地がする。



この1週間、レジェメやパワポでめげそうになるたびに、この切符を眺めて気持ちを奮い立たせた。レジェメという紙切れにより折られた心を、切符というこれまた一枚の紙切れが支えてる。そんな攻めぎ合いがまさに今、小生の中で展開されている。
24日以降に頑張れるか心配なのはさておき、今夜をまず頑張ろう。


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ホントのきもち /矢野顕子
夜行列車をモチーフにした「NightTrainHome」って曲が2つのアレンジで入ってる。 個人的にはacousticversionの方が好きだ。オススメ。



余談だけれど、これまでに乗ったイチバンの寝台列車は、インド国鉄の2nd-sleeperclass(2等寝台)だ。ベッドは硬く粗末なんだけど、これぞ鉄道!という重量感が背中からずしりと伝わってくる。吹きさらしの窓から本当に気持ちいい夜風が吹き込み、朝はチャイ売りの声で目覚める。事故と窃盗がリアルに怖いインド国鉄だけど、機会があればぜひトライしてほしい。
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by neko1dozen | 2007-12-20 20:17
妻籠宿 / 馬籠宿 / 善光寺 他
ちょっと前のことになってしまったけれど、前に書いた長野の旅について、もうちょっと書き足しておこうと思う。

d0065332_23473797.jpg○妻籠宿
セルフビルド体験の後で、冷えた体を温泉で温めてたら、すっかり夜になっていた。ぽつぽつと灯る行燈を頼りに宿を探す。情緒というか、もうタイムスリップそのものだ。
d0065332_2345452.jpg(晩ごはん)
なんとか見つけた宿屋は、老舗の阪本屋ってお宿。夜ご飯はこの通り学生の身に余る豪華さだった。油断してたら、さらに煮物と栗ご飯がついた(食べきれない!) 1泊2食付で7500円ってのも、なかなか平成の価格じゃありえない。

d0065332_23441319.jpg(朝の風景)

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観光客でごった返す前に街を出て、馬籠宿を目指す。

d0065332_23492530.jpg○馬籠宿

馬籠宿は妻籠宿の隣宿で、7キロほどの距離しか離れていない。けれど、街の風景が全然違っていて面白い。

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尾根上に続く街道からは空と街しか見えない。これは…マチュピチュだ!と思った。一緒に歩いていた後輩も同じことを思ってたらしい。いやはや、2人ともマチュピチュなんか行ったことない事はさておき、日本のマチュピチュを馬籠宿に見てしまった。
ちなみに妻籠宿から馬籠宿は旧街道がハイキングコースになって、これまた情緒まみれなんだろう。今回はいけなかったけれど、次来る時には歩いてみたい。

馬籠の素敵な坂体験の後、後輩と別れ、一人北へ向かった。


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○国宝 善光寺

善光寺は県庁のすぐそばにあって、取材の前に立ち寄った。
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(仁王門付近より、坂を望む)



見上げるほどの大屋根から高欄のディテールまで、善光寺は本当に魅せつける寺だった。一歩足を踏み出すごとに、S教授ゆずりの「うひょー。」を連発してしまった。その中でも最大級の「うひょー。」は、なんと言っても表参道の坂道だった。
善光寺から街の中心にむかって、その坂道は威風堂々のびていた。こんなスケールの坂は生まれて初めてだった。坂道だから一歩一歩の重みがあって、それが参拝のテンションをあげていく。昔の人々もこんな高揚感で歩いたのかなって思うと、さらにその重みが増していった。


「遠くとも一度は参れ善光寺」 本当に恐れ入りました、善光寺あっぱれ!



d0065332_23541192.jpg○長野電鉄
詳しくは知らないけれど、昔の東急や小田急の車両が現役で走っていて情緒がある。小布施なんかに行く時は是非この電鉄で。


d0065332_202995.jpg○信州ラーメン @信州中野
白味噌の信州ラーメンは、やさしい味。

d0065332_23542515.jpg○信州蕎麦
1日1回は蕎麦を食べていた。うっすら緑がかった新そばは、ほんのり甘かった。



旅を終えて。馬籠宿にしても善光寺にしても、感動をなんと喩えて、どんな言葉に表現するかに迷った。気持ちがぐるぐる心の中で回るんだけど、「すごい」としか吐き出せなかったのが歯がゆかった。

一つはまだまだ風景体験が足りていないこと、もう一つは言葉を覚えること。
この旅を経て、もっともっと風景を勉強しようと思ったんだ。
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by neko1dozen | 2007-12-18 01:52
メールアドレス変更
パソコンのメールアドレスが変わりました。

猫1ダース@nifty.com

アンダーバー部分を、アルファベットにしてください。お手数おかけいたします。


事務連絡だけってのもなんなので、ついでに癒しをどうぞ。
(うちに来たばかりの頃のK↓)


猫ってクオリアは、生まれながらにして持っているものじゃないかと、最近はそんなことを考えてる。
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by neko1dozen | 2007-12-15 23:17
大菩薩嶺 / 両神山
ちょっと前のことだけど、晩秋に行った山の写真をUP

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大菩薩嶺
2007.11.17
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丸川峠~石丸峠~大菩薩嶺~丸川峠と回って、確か6時間弱。寒すぎたので電撃で降りてきた。うっすらと白ばんだ樹木、冬山の頃とはまた違った、繊細な趣があってよかった。今頃はもうクマザサも一面真っ白なんだろうか。


d0065332_9531483.jpgそう。この山の前に、マグカップを新調した。ちょっと奮発して、snowpeakの湯呑みタイプのマグ、その名も「雪峰」を購入。 チタンはイオン化しないので金属の味もないし、2層なので全然熱くならない(逆に冬はぬくもりが欲しいくらいw)  中々いいマグで、最近は日常用で使ってる。これはオススメ。




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両神山
2007.11.18
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両神山。埼玉県で滑落者No.1!という八丁峠からのアプローチにトライ。ちょっと怖い岩場もあったけれど、百名山の中では楽に歩ける方だと思う。上り下りでやっぱり6時間くらい、風も強くて寒くて、カップラーメンが胃にしみた。なんたって、山でのカップラーメンは三ツ星★★★なのだ。



今年は関東の百名山を頑張って登ったけれど、地味に筑波山を残した。電車も通ったことだし、筑波山には春までに行こうと思う。
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by neko1dozen | 2007-12-13 09:20
景観デザイン研究発表会 / 修士設計
景観デザイン研究発表会というところは誠によいところでありまして……学生も社会人もまったく同じ目線で話し合える。元気すぎる大人の方々に若者側が元気をもらう、極めて珍しい場でもあって、小生も考えさせられることばかりだった。


さて、ポスターセッションでは色んな人と話をした。行政、コンサル、学生、一般の人、たくさんの人に見てもらい、意見を交換した。行政の方には行政との関わりを聞かれ、デザイナーには橋のデザインに関してツッコまれ、コンサルの人には橋台の杭基礎について聞かれた(答えられません!)ツラいとも思ったりもしたけど、逆に「行ってみたいから、詳しく場所教えてよ。」って人もいて、感極まった。いずれにせよ、本当に感謝してます。見に来てくださった方々、ありがとうございました。

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正直言うと、橋自体のデザインでは満足な成果を出せなかったところがあって、せめてポスターだけは確実なものを残したいという気持ちがあった。ともかく100%全力で取り組むこと。このポスターは、修士設計のつもりで頑張った。
ざぁーっとプロジェクトをレビューして、あれこれと整理して、見せ場と押さえ所をズバっと抜き出して、とんとんと並べて、ちょちょちょと整えた。学生最後のデザイン、いや、こんな手のこんだものづくりをする機会はもうないかもしれないね。


言い訳はしません。このポスターデザインが、今の小生の自己ベストです。
もしよろしければ、見てみてください。


りんどう橋 -歴史的橋梁の再生デザイン- 
pdf(3.8MB)  ※「Click here to start download..」ってトコをクリック。
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by neko1dozen | 2007-12-11 10:49


街と山と猫と        おいしいごはん
by neko1dozen
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