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「謝辞」を考える
最終発表まで1週間。本論もレジェメもまだまだ形になってない中で、「謝辞」を考えるなんて(まして、そのことをblogつけてるなんて)、ちょっと気が早い気もするんだけど。今回の論文に関しては、この「謝辞」が大切な気がして、折に触れて考えてる。



「小生は誰に感謝しなきゃいけないのか、誰がためにこの論文を書いているのか」って。


身近な友人や先生とともに、お世話になった「長野」の地へ、この論文を贈りたいなぁと思ってる。ヒアリングでお世話になった行政の方々はリスト上だけで100人を越えた。励まされたり、怒られたり、諭されたり、忙しかったけれどほんと楽しかった。仕事そっちのけで、「自治」について熱く語ってくれた方もおられた。住民の方々にもたくさん話をお世話になった(田舎の厳しさを直に教えてくれた笠原地区の人達。あれからどうしてるんだろう。。)  

「論文まとまったら、見せてよ。」 なんたって、この言葉がなによりの励ましだった。だから、「長野の人達に、どんな論文を見せたらいいんだろう?」とか「セルフビルドの何を語ったら、少しでもお役にたてるんだろう?」って考える。悩ましいけれど、それが、まだ決めきれていない結論の、大切な鍵になるような気がしてる。





d0065332_321043.jpg今日の一景
「姨捨からの夜景」
盆地地形の長野は夜景の名所だらけ。中でも姥捨はバツグンだった。棚田百選にも選ばれている地ということで、夏はホタルと街の光が重なって、本当に美しかった。ただ一番印象に残ってるのが、けたたましいカエルの合唱だったというオチで。ここは、おすすめ。
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by neko1dozen | 2008-01-31 03:13
雪 / 早川徳次
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修論まっさかりの今だけど、うっかり「その時歴史は動いた」を見てしまった。地下鉄の父、早川徳次(日本初の地下鉄をつくった人)の回だった。これ系の番組って小生は本当に弱いのて、今回こそ「泣くまい!」と思い、ぐっとこらえて見てた。日本初の地下鉄・銀座線ができるまでの苦難の道のりと、その後の早川の数奇な運命、そして最後は後藤新平(政治・都市設計家)の一句で、番組が締めくくられた。まぁ、その頃にはすっかり泣いてたけれど。


再放送は1月28日16:05~16:48、2月1日1:05~1:48 他。
土木・歴史ファン、それに泣き上戸の人におすすめ。
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by neko1dozen | 2008-01-23 23:57
景観・デザイン研究発表会 優秀ポスター賞
頂きました。

第3回 景観・デザイン研究発表会 優秀ポスター賞
僭越ながら、2年連続で受賞させて頂きました。


1年前は研究室でワイワイやりながら作ったのが、今回は1人でコツコツと作ることになった。しんどかったけれど、その分今の喜びは大きい。あと、A部門(デザイン作品部門)で賞を頂けたということも、とても名誉なことだと思う。当日のポスター発表は、左が「丸の内仲通り」、右が「第二西海橋」の大プロジェクトに挟まれて、強烈なプレッシャーだったけれどw まぁ逆に運がよかったのかもしれない。


くぅ~、ほんとうに、ほんとうにうれしい!!




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余談だけれど、ポスターを作る前にこの本を読んだ。

「デザインの基本は、整理整頓」というのがこの本。書かれていることは基本的な事だったけれど、だからこそ大切な事を確認できた気がした。今回のポスター作り(イラレ上では考えず、手書きのエスキス帖で徹底的に要素を整理してった)も、この1冊から始まった気がする。



喜びながらも、次の課題を言うとしたら、「時間」だと思う。学生のうちは「時間無制限1本勝負!」だけれど、これからはそうもいかないだろうし。限られた時間の中でベストをつくすために。やっぱり、まずは整理整頓なのかなぁと思う。極めてかねば。
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by neko1dozen | 2008-01-21 21:29
たゆたう -GOOD TIME MUSIC of clammbon-/東京ドライブ
小生、昨日をもちまして、齢2ダースとなりました。

人の歳で言うところの24歳。いやはや、かつてのTeen時代を名残惜しく思うこともなくなって、むしろ30って歳を意識することが多くなってきた。。でも、それを悲観するんじゃなく、むしろ歳に負けないようにまだまだ成長していかなきゃと思うわけで。猫なりに、一歩一歩頑張っていこう。


さて、そんな誕生日と修論仮提出が重なったので、ちょっとしたOFFを楽しんだ。

d0065332_23402251.jpgたゆたう -GOOD TIME MUSIC of clammbon-クラムボンの2007年ライブツアーをドキュメンタリー化にした映画。

映画の感想はまぁさておき。いくこさんのピアノに改めて惚れてしまった。鍵盤を鷲掴みしするような、飛び跳ねるような、自由奔放な弾き方。気負いってのがまるでなくて、むちゃくちゃかっこいい。いやぁ、小生もいつかこんな風にピアノを弾いてみたい。
d0065332_23383718.jpg3 peace ~live at 百年蔵~ /クラムボン

2006年のライブアルバム。このアルバムを聴いていると目の前のキーボードが鍵盤に、ショルダーバッグがベースに、運転席がドラムセットに変わる(これはちょっと怖いけど!)そんなご機嫌な1枚だ。おすすめ。




d0065332_0373379.jpg東京ドライブ。東京を離れる前に、首都高というものを運転してみたくて、目的地も決めずに街へ飛び出した。

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d0065332_154787.jpg川崎のコンビナート
(写真はもらい物だけれど)
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都内をぐるりぐるりと回った後、横浜方面へ。一度行ってみたかった、北欧家具の量販店のIKEAとか川崎のコンビナートの夜景とかを見てきた。川崎のコンビナートは壮絶だった。ずうっと産業用線路が延びて、ででんででんとボックスが立ち並び、もくもくと煙が立ちのぼり、企業名のかかれたバスが労働者達を運んでいった。時代も場所も忘れてしまう別世界だった。車を止めるところがなく、ゆっくり見れなかったのが残念だけれど、今度は電車を使って見にいってみたい。



帰りはちょっと背伸びして夜の湾岸線、「大人のドライブ」で東京に戻った。MM21、ベイブリッジ、レインボーブリッジ、汐留、銀座と辿った。東京タワーがすくっと天に伸びていった。
小生はこの街には住めないけれど、東京って本当に本当にきれいな街だと思った。涙が出るほど美しい夜景を、ここんとこ毎日見ている。
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by neko1dozen | 2008-01-19 23:03
砂山のパラドックス
「目の前に砂山がある。そこから数粒の砂を取り去っても砂山のままだが、そうやって粒を次々と取り去っていった時、最終的に一粒だけ残った状態でも「砂山」と言えるか。」
この問題を砂山のパラドックスというらしい。


まぁ、これが今の小生の修論の悩みはこれだ。例えば「道路を作って街路樹に桜を植えた」事例があったら、これは間違いなく基盤整備のセルフビルドって言える。「今ある道路の脇に、サクラを植えた」事例になったとしても、まあセルフビルドだと思う。ただ、このサクラがツツジに変わってきたら、ちょっと怪しい。さらにチューリップになったら、どちらかというと日曜日の庭仕事に近い気がしてくる。むむむ。。

同じように、登山道の整備はセルフビルドで、草刈や巣箱づくりは違う気がする…だなんて事例の整理を延々にやっていると、なんだかよく分からなくなってくる。1000例くらいの事例を前にすると、仕分け自体がどうでもよくなってくる。セルフビルドをやってる本人達にしてみれば、同じ要領でなんだろうし。


朦朧とする意識の中で、「土木」って言葉も、なんだかしっくりくる言葉なのかなぁと思ったりもした。簡単な土いじりもその経験を積み重ねていけば、ダムになる。路肩のチューリップはケヤキ並木になる。巣箱づくりは巡り巡って六本木ヒルズになる… かもしれない。


本論仮締め切りまで、あと3日。頑張らねば。
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by neko1dozen | 2008-01-14 02:48
self-selfbuild(もう一つの実践編)
実家が築25年を越えて、要所要所で痛みが目立ってきた。特に、床の軋みが気になるということで、年越で帰った折にちょっと直してみることになった。長野で培ったセルフビルド精神、今こそ発揮の時だ。


d0065332_0385856.jpg台所の床下庫から、もぐりこむ。床下はさっぱりしていて驚く。ネズミとか虫とか、すすわたり?とか、もっと色々いると思ってた。ヘッドランプ(山仕様)の光を頼りに、廊下を目指す。這っての移動がちとつらい。
d0065332_039970.jpg梁の上に床板がのっかってる。この床板がもろくなっているのが軋みの原因のようだった。買ってきたベニヤと角材で新たな梁を作って、補強することにした。
d0065332_0391951.jpgこんな感じ。
トントンと叩いて場所を確認しながら、補強していく。すると、愛猫が床上でニャーニャー喜んでるようだった。そりゃ、あらぬところから音が鳴るんだから当然だけれど、飛び回る猫がちょうど軋む所を教えてくれたりして。そんな愛猫との協働作業?も功を奏し、作業は1時間くらいで終えた。



作業後は軋みもなくなり、これは成功!と思えた。けれど、何日か経つと逆に床が盛り上がってきて焦った。慌てて補修して納まったけれど、やっぱり素人普請。全てはうまくいかない。

長野で見てきたセルフビルドも大体同じようなもので、失敗の話はよく聞いた。セルフビルドで作った水路が腐ってしまったり、道路はすぐに窪んだり。社会基盤なのに失敗してもいいの?と心配になるけれど、行政の人もそこは寛容で「まぁ、住民の方も失敗して学びますから。」なんて笑ってた。その程度と言えば、その程度の話なのかもしれない。

業者に頼んだ工事で廊下が盛り上がりでもしたら即クレームだけれど、自分達でやれば笑い話。それは「直した廊下は自分のもの」という意識の違いで、この「自分のもの」って意識が、セルフビルドによって社会基盤に広く芽生えていったとしたら… すごくいい加減で、でもすごく素敵な社会が実現するんじゃないかと、小生は思ってる。
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by neko1dozen | 2008-01-09 01:09
2008年の正月(薩埵峠・真鶴)
東京に戻った。今年の正月はこれまた楽しかったもんだから、予定以上に地元に長居してしまった。相変わらずのことだけど、論文がやばい。


まずは家族。今年の元旦は祖父の家で過ごし、従兄弟や祖父母達と飲んだ。先に就職した従兄弟は雰囲気が大人びていて(酒も強くなって)焦ったし、小生と同じく年男の祖父は今年で84歳になり体も弱ってきたみたいだけれど、話には未だに凄味があって聞いていて背筋が伸びる。祖父は本当に尊敬すべき人で、この人は越えていきたいと思わせてくれる人だ。どうかこれからも長生きしてほしい。


もう一つは旧友達。今年は高校時代の同窓会があって、学年全体での同窓会は初めてで、160人余り集まった。本当に久しぶりだった。3年の時のクラスよりも1年の時のクラスの方がなじみがあって、(酒の力も大いにあるとはいえ)現役の頃よりもしゃべった気がする。また開催されるといいな。
そして、我らがヤマブの新年会、今年は32人が集った。幹事役は相変わらず苦手だけれど、これまで余り話してこなかった後輩達とも話せてうれしかった。中でも後輩Mが外務省に入省したのが一番のニュースだった。(某航空会社のパイロット職に就かれた優秀な先輩とともに、いつかの新年会は海外に誘って頂けるのでは…とちょっと目論む。後はスポンサーを探すだけだ) いやはや、陽気な先輩方に引っ張られ、優秀な後輩達には背中を押される。毎年のことですが、この仲間達の存在に感謝してます。今年もよろしく!



というわけで各所で激励を受けながらも、小生は小生の道で、
もっともっと風景を頑張ってこうと思ったわけです。



(帰り道より。東海道線で2つの未開拓スポットを歩いた。)
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d0065332_1824288.jpg薩埵(さった)峠 @静岡県由比町 
富士山から愛鷹岳、駿河湾、伊豆半島と一望できる。由比駅より徒歩で30分ほど、旧東海道の道中はなかなか赴きがあって、冬には、ででんと実った八朔(はっさく)畑を眺めながらの旅路を楽しめる。


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d0065332_18244310.jpg三ツ石海岸 @神奈川県真鶴町
「美の条例」でお馴染みの真鶴にも初めて立ち寄った。海がきれいなのは予想通りだったけれど、海岸ギリギリまで迫る山も豊かで、その間にある石垣が職人技!って感じで、見応えアリだった。

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d0065332_18251730.jpg刺身定食。このボリュームで1000円。カンパチが脂がのってておいしかった。


特に、真鶴はいい街だった。自然もよかったし、声が飛び交う魚屋や漁港からは活きてる街だな~って実感がわく。そして、いい風景がワンショットの写真に納まらないように、いい街も1回の旅じゃあ納まらない、そんなことを感じさせてくれる街だった。誰かを連れて、夏にでもまた来たい。
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by neko1dozen | 2008-01-06 23:49
新春コラム:「ジャンクション」
母方の実家はお寺で ―まぁどこにでもあるような街の小さな寺なんだけど、本堂のすぐ裏山が第二東名の計画地で、ここ数年はずっと工事中だ。毎年の帰省には、皆でおせちを食べた後、従兄弟達と、この工事現場をぷらぷら散歩することが正月の恒例行事になっている。

d0065332_16382629.jpg(第二東名
山切1号高架橋)

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今年は一気に工事は進んだようで、構造までだいぶ見えてきてた。ここはちょうど東名と第二東名を結ぶ連絡道でもあり、ジャンクションやインターチェンジやら、スケールの大きい構造物がどんどんどんと並んでいく。
いやはや、昔とはすっかり変わってしまった。かつて野苺をバケツで何杯も採った石垣も、運搬用のミニモノレールが延々と伸びるミカン畑も、もうここの風景ではない。


d0065332_16432527.jpg(伊佐布IC周辺)

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「山がなくなって、寂しくない?」
そう聞くと、従兄弟は首をひねった。ここでヒアリングっぽく畳みかけてしまうのが悪い癖なんだけど…
「今の東名よりもずいぶんすっきりして、きれいに見えるでしょ?」
そう聞くと、従兄弟はまた首をひねり、今ある東名と同じじゃん、と答えた。

第二東名というのは、景観や環境に対して少なからずの配慮がされている(はずだ)。ちなみに昨年の土木学会景観・デザイン賞優秀賞を受賞した第二東名芝川高架橋からも程近く、個人的にはここの高架橋も整った形をしていると思う。それなのに ―まぁ幾分は予想はしていたとはいえ、ここまで無関心というのもちょっとショックだった。


どんなにきれいなものをつくろうとも、見る人が目を向けなければ、像を結ぶことはない。「きれい、きたない」あるいは「守る、壊す」の議論の前に、「人々には見えてない」ということが本質の問題なのかもしれない。


d0065332_19571067.jpg(尾羽JCT周辺)



もっとも小生も同じことだ。工事が始まった頃、かつての里山の風景が無くなってしまったことはあまりにも寂しかったし、ずいぶん批判的に見ていた。それが今はその寂寥の感も薄れ、「陰影の表情がいいなぁ」とか「橋脚と桁のつなぎ部分が好きだ」とかマニアック?な目を養ったことで、ずいぶんとまぁ勝手な風景の見方をしている。これって少し怖いことだけれど。


d0065332_2094628.jpg(伊佐布IC周辺
2006年正月に撮影)


どうすればいいのか? それはまだわからない。ただ一つ、どんな専門へ進もうとも、一般人としての感覚を忘れないようにしたい。山が無くなってしまった時の悲しさだとか、初めてコンクリートを見た時の冷たく暗い感じだとか…etc  この日、そんな当たり前の感覚を思い出した。
この場所は、一般人としての自分と専門家として歩み始めた自分とが交錯する、まさにジャンクションのような存在なのかもしれない。2つの感覚が行き違うことがないように、戒めとして、毎年元旦にはこの風景を見続けていこうと思う。
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by neko1dozen | 2008-01-03 20:13
謹賀新年
d0065332_12493246.jpg巷で流行の猫鍋。我が家も愛猫を囲んでの正月を迎えようとするも、あえなく失敗。

猫も人も頑張ったんだんだけど、どうしても下半身が収まらない。家族5人用の鍋でも溢れるこのお尻! ちょっと脂がのりすぎてる。。




ともかく、本年もどうか御引立てのほどを。


2007.1.1 neko1dozen
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by neko1dozen | 2008-01-01 23:21


街と山と猫と        おいしいごはん
by neko1dozen
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