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初秋のごはん。

禾(のぎへん)に火(ひ)と書いて、秋。
ぷりっぷりの秋野菜と魚、それに七輪を担いで、奥山に行ってきた。

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ししとう、海老芋(里芋)、エリンギ、なす、オクラ。そして、秋刀魚。
秋刀魚は最近ちょっとしたブームがきてて、週に1回は食べてる。揚げたり、炊き込んだり、パスタとあえたり。意外にアレンジがきく食材だけれど、やっぱりシンプルに焼くのが一番だ。炭火だとすごく早く焼きあがるので、身も瑞々しいまま!熱々のままカボスを絞って、頂いた。そして叫んだ。でりゃぁ、うまい!




本当のところ、今日一番楽しみは「しいたけ」だった。けれど、奥山の商店や直売所では置いてくて、残念ながらありつけなかった。聞くと、まだ旬じゃなくて、10月からボチボチ出始めるんだとか。ここの地方に限った話かもしれないけれど、シイタケにもそんな厳密な旬があるなんて知らなかった。このあたりは、街のスーパーじゃあ中々気づけない。
いやはや秋は奥深い。また食べに来よう。







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by neko1dozen | 2008-09-28 23:30
つがいの香呑猫 / トニー滝谷

今朝マンションを出ると、いつも見かけるつがいの猫が片方しかいなかった。珍しいなと思っていたら、近くの路地で動かなくなったもう1匹を見た。

2匹は本当に仲がよかった。小生のマンションの向かいには「香呑荘」という昭和の趣漂うおんぼろアパートがあって、その軒下でいつもじゃれ合っていた。しっぽを絡ませ合って遊び、少ないエサを分け合って食べていた。2匹の住む香呑荘は、常春の温かい空間に見えた。それでいて、あまり人になつかなかった2匹だったから、彼らが守る小さな世界は、まるで一条の蝋燭の灯のように慎ましくも見えた。

小生は、勝手に香呑猫と名づけて2匹を呼んでた。2匹を見る朝が好きだったし、2匹をテーマにした小説が書けるんじゃないかと想像しながら、毎朝会社まで自転車を走らせていた。今日は残された1匹のことをぐるぐると考えていた。唐突な別離に彼はいったい何を思うんだろうか。




d0065332_20203392.jpg折りしも、昨日そんな映画を見たばかりだった。
「トニー滝谷」村上春樹の原作、市川準監督、イッセー尾形、宮沢りえ主演。映像は脱色処理されていて、時間感覚や場所の感覚がぼんやりとしていた。まるで文庫本を読んでいるような質感をもった世界で、そういう意味では村上春樹的な世界観がうまく描写されていたと思う。
この原作は何度も読んでいるはずだけれど、印象に残っていない。(原作が収められている「レキシントンの幽霊」もなかなか大粒揃いの短編集だからか。)妻を亡くした男、その息子もまた妻を亡くすストーリー。「行き場のない喪失感」というテーマは、まさに村上春樹的過ぎたからかもしれない。しかし、映像でみると新鮮で、感じることが多い映画だった。





近頃は、失ってはいけないものが本当に多くなったと思う。掛け替えのない人、場所、暮らし、デザイン、音楽、本…そしてそれらを包み込む風景の記憶。
いつからこんなに抱えてしまったんだろう。どれか1つかけても心のバランスを欠いてしまいそうだ。そして、そんな大切なもの一つ一つを敏感に感じとろうとすることが、かえって自分の心を弱くさせている気がして、ひどくやるせなくなる。
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by neko1dozen | 2008-09-24 22:04
初秋のお茶会

初秋のお茶会へ行ってきた。


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春から習い始めたお茶。いよいよ今日が本番だった。
みんなで秋の七草を生けて、懐石料理を食べて、濃茶をのんで、薄茶をのんだ。この日のために新調した着物を着て、小生も薄茶をたてさせてもらった。あいかわらず、どうしよもなく下手だけれど、なんとか泡だけはきれいにたった。



お客の立場だと間が暇なので、先生のお孫さんとポケモンごっこしてた。敵方のポケモン役をおおせつかったのが間違いで、新調したばかりの着物は汗でぐっしょりになった。ピカチュウなお孫さんに、100万ボルトを10回くらい頂戴した。おかげでHPゼロで帰宅。すごく疲れたけど、すごく仲良く慣れて楽しい1日だった。いや、すごく疲れたけど。


何気ない出会いで始めることになったお茶。相手への思いやりと合理的な所作、その2つを突き詰めた先に美学があるってこと。仕事と繋がる部分は多い。当初は半年だけ習うのつもりだったけれど、もう少しだけやってみようと思う。
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by neko1dozen | 2008-09-21 23:10
世界一長い木橋 (蓬莱橋)

先週末の家族旅行の途中、蓬莱橋を渡ってきた。

【蓬莱橋】全長897.4m、通行幅2.4m。通行料100円(1ヶ月定期は800円!)
      ギネスにも登録された世界一長い木橋は、地元静岡県の大井川にかかる。

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長い。

長すぎて、始めの10mくらいでみんな飽きてしまった。元の岸まで戻らなきゃいけないけど、なんだか途中で戻るわけにもいかない気がして、結局往復することになった。つらかった。
どうでもいい話。桁裏を見ようと高欄を乗り越えたら、母が一瞬小生を叱ろうとしたけれど、思い出したように言った。「あっ、勉強なのね。」 …いや、実際のところ、紙一重だと思う。



さて、この橋が完成したのは明治12年。古きよき時代の趣を感じていたら、割と新しくて驚いた。明治10年代といったら、りんどう橋と一回り違うくらいで、ほぼ同期の橋。2つは構造も意味もまるで違うけれど、どちらも数少ない明治期から使われ、大切に守られてきた歴史的橋梁。それぞれの魅力がある。

d0065332_015392.jpg【りんどう橋】
トラス部材は明治23~34年までの間にドイツから輸入、当時九州内の鉄道で供用された。
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←このあたりの部材の収まりが本当にかっこいいと思う。



りんどう橋の査読付き論文の修正が終わり、昨日ようやく再提出することができた。図面の修正が多くて、先週一杯てんてこ舞いになっていた。後は、無事通過を祈るのみ。
で、終わったと思ったら、街の花屋で本物のりんどうが花を咲かせていた。やれやれ、本当にもう秋だ。
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by neko1dozen | 2008-09-18 00:24
連休中の現在地確認

この連休は豪華3本立てだった。
●佐々木研究室 中部&関西地方OBメンバーの食事会
僭越ながら小生が幹事をさせてもらった。高田馬場での苦労は名古屋でも同じで、それはつまり先生を招けて、かつ財布のキャパ以内に収めること。結構苦労して探したけれど、早速1本目のワインをダメだしされ、店で一番高いワインを注文した(笑) それでも先生は終始ご機嫌で、メンバーの皆さんも楽しんで頂けたようで、なんとか無事に成功させることができた、と思う。たぶん。いや、おそらく。
GroundScape DesignWorkshop2008
昨年、そこそこの自信をもって参加したら、コテンパンにのされたワークショップ、その今年版を見てきた。昨年よりも各グループの定員が減ったせいか、完成形まで近づいた提案は少なかったと思う。けれど、泣きながらプレゼンをする姿とか、GSDW独特の生々しさは今年も健在。個人的には 「佐々木研の参加者は毎年2位」というジンクスを打ち破り、M1の子が優勝を果たしたことがうれしかった。すばらしいね、おめでとう。
SBD 解散ライブ
ライブもファンキーでよかったけれど、そこでの出会った人がまたファンキーでエネルギッシュな人生観をもった人で面白かった。明日の自分が、今日の自分と違うことを願うことはもちろん、今夜の自分までも変えてみせようと奮起する人で、ひどく勇気づけられてしまった。ありがとう。

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バラバラに見えるこの3つの出来事から感じたことはただ1つ。それは、半年前の自分からずいぶん遠ざかっていることだった。

教授の目指す景観デザインの世界だとか、コンセプトまで意見を戦わせるものづくりだとか、日々更新していく東京の風景だとか。つい半年とは思えないほど感覚が離れていた。知らずにのんびり泳いでいたら、ずいぶん沖まで流されていたようなコワさ。それなりにジタバタと手足をを動かしていたつもりだったけれど、潮の流れは思ってた以上に早いみたいだ。



食事会で教授が言った。
「将来、君達の世代の精鋭でチームを作って、土木のデザインを背負わせたい。」

この言葉は忘れたくない。よし、もっともっと手足をジタバタさせてこうか。東京にもライバルにも、負けとられんもんで。
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by neko1dozen | 2008-09-15 23:24
SBD『TOUR ザ・グッバイ』@日比谷野音
SUPER BUTTER DOG 『TOUR ザ・グッバイ』
2008.9.13 日比谷野外大音楽堂

d0065332_20403224.jpg1.犬にくわえさせろ
2.真夜中のスーパー・フリーク
3.ゆっくりまわっていくようだ
4.FUNKY労働者
5.Yo!兄弟
6.O.K
7.日々GO GO
8.This Y'all That Y'all session with SUPER BUTTER DOG
9.外出中
10.コード
11.5秒前の午後
12.FUNKYウーロン茶
13.コミュニケーション・ブレイクダンス
14.五十音
15.マッケンLO
16.セ・ツ・ナ
-アンコール1-
17.メロディーの毛布にくるまって
18.終電まぎわのバンヂージャンプ
19.かけひきのジャッヂメント
-アンコール2-
20.ヒマワリ
21.まわれダイヤル
22.エ!?スネ毛
-アンコール3-
23.サヨナラCOLOR
24.あいのわ


まずはサザエさんの音楽に合わせて、メンバー登場。いきなり笑う。前半は上げて上げて、ライムスターを迎えてのThis Y'all That Y'all sessionでピーク!会場がむちゃくちゃ盛り上がる。野音はやっぱり最高だ。そこから夕暮れに合わせてスローテンポな曲に移行。5秒前の午後は何気に好きな曲なので、生で聞けたのがうれしい。FUNKYウーロン茶で一気に切り返して、また上がってく。タカシくんは「解散感ないね~」なんてずっと連呼しながら、池田氏ととびきりゴキゲンなMCで会場を盛り上げてた。 セ・ツ・ナでは『このバンドを14年間やっていた感想はこの言葉に尽きます』って前フリで、『足りねーって放つメッセージ無くね』で爆発的な盛り上がり、これまで以上のピークが出現。畜生、偽ピークが多すぎる。エ!?スネ毛では、飛び入りでステージに上げられた女性がむっちゃノリがよくて、その度胸に驚く。そして最後、サヨナラCOLORの演奏前のファンのコールは悲痛で、その会場を前にして、タカシくんは泣かずに最後まで歌いきった。その強さに感動して、目が潤んだ。本当の最後は泣いて終わらなせまいと考えたのか、会場の内外(外聞きもかなりの数だったみたいだ)のお客さんに向けてあいのわを歌って閉まった。

これほど長いライブは、フィッシュマンズの復活ライブ以来だろうか。前半飛び跳ね過ぎたせいか、後半、血が足りなくなって意識が薄くなってしまい、それでもやっぱり飛び跳ねた。おかげで気に入ってたジーンズが汗とビールでびっちょになった。
ともかく、最高にゴキゲンなライブだった。そして、解散とは思えないくらいナチュラルな雰囲気だった。こんなファンキーな解散ライブなら、毎年やってほしいくらいだけれど、そうはいかないのかな。


d0065332_21562625.jpgでも最後、メンバーがした会話。

「またやりたいね…」
「またやろう!」
「それまでみんな、しぬなよー!」

この言葉をただ信じたい。




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by neko1dozen | 2008-09-14 21:54
スーパーバタードッグ解散ライブ@日比谷野音 のチケット

SUPER BUTTER DOG TOUR ザ・グッバイ@日比谷野外音楽堂 
9月13日(土) 開演:16:45


友人が行けなくなり、チケットが1枚余ってます。もし興味のある方がいれば、メールかコメントください。一緒に、最後のサヨナラCOLORを歌いましょう。


とりいそぎ。
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by neko1dozen | 2008-09-03 21:09
横須賀・横須賀美術館

久々に夏の太陽が覗いた日曜日、横須賀を歩いた。

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d0065332_22434872.jpg横須賀美術館
設計:山本理顕設計工場

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とっても明るかった。ガラス越しに空と海を見ていると、地中海の島々にでもいるみたいだった。美術館にしては少し開放的過ぎる気がしたけれど、ここはリゾートのど真ん中。そもそも、じっくり画を眺めにくるお客は少ないのかもしれない。
途中、1つの窓に釘付けになった。素敵な窓だった。「この一景のために当美術館はつくられました。」とでも言わんばかりの窓で、いやはや、感服つかまつった。


d0065332_224321100.jpgヴェルニー公園
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横須賀は、のんびりと緊張が混ざり合う不思議な街だった。晴天の下、街を歩くセーラー服の水兵さん達が眩しかった。駅前には公園があって、そこは海をはさんで米軍基地と向かいあっていた。すぐ近い距離に護衛艦や潜水艦が行儀よく並び、時折英語のアナウンスがこだました。最新鋭のイージス館を眺めながら、名物のカレーを食べた。

今回は半日しかいられなかったけれど、改めて訪れたい場所だった。鎌倉や真鶴なんて魅力的な街も近いし、次の夏には腰を据えて旅しようか。
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by neko1dozen | 2008-09-03 00:18
09/08 (ハンガリー、ブタペストの街)
夏でも秋でもない9月はどうも苦手で、学生時代は旅にばかり逃げてた。

ブタペストは2年前の9月に訪れた。セゴビアからの夜行列車を降りて、待っていたのは真っ暗な駅構内と止まったエスカレーターだった。皆が皆に続いて歩き、エスカレーターを歩いてのぼっていった。そこには旧共産圏諸国の暗さや疲労が時を経ても淀み続けているようで、一度破綻した国の風景にとても大きなショックを受けた。
駅を出てしまえば街は美しかった。ドナウの真珠と呼ばれるだけある。キッチン付きの宿をとって、4日間じっくりと腰を下ろした。見所は沢山あったけれど、あくせくするよりも雄大な川の流れをぼんやり眺めて過ごすのが一番に思えた。ブタペストはヨーロッパ有数のスパ(温泉)の街でもあるんだから。

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マルギット橋
夕方、スパの帰りに、この風景と出会った。この風景をいい!って思う人は少数派かもしれない。川辺はとてもきれいとは言えないし、そもそも彼らが座ってるのはベンチではない。どこにでもある柵で、しかもヘンテコに傾いてた。
3人の誰が誘い、どんな会話の流れであの場所へ座ることになったのだろうか。不思議でおもしろい。


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もしも、
このベンチ?をわざと作ったか、残した人がいたとしたら、なんてしたたかな風景デザイナーなんだろうか。


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by neko1dozen | 2008-09-01 01:32
副都心線、clammbon野音

東京メトロ副都心線に乗ってみた。
渋谷駅は広くて明るかった。プラン的は色々窮屈そうだったけれど、渋谷とは思えないスケールだった。どうでもいいけれど、最近のサインってどんどん巨大化してる気がする。きれいで好きだけれど、命令されてるみたいで時々こわくなる。
さて、西早稲田駅で下車。この駅はかつてのキャンパスと直接接続してる。まさに恩恵に与れなかった世代の人間としては、うらやましい限りだ(世界堂への買出しがさぞ楽だろう)。駅構内にはかわいいベンチが並んでいたけれど、理工学部生が使いこなせるか不安だ。

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d0065332_23365574.jpg久々の街を歩く。地下鉄を使ったせいもあってか、なんだかよそよそしく見えた。それでも早稲田名物「珍味」に立ち寄って、店のおじさんと話していると、学生時代の感覚に戻った気がした。当時1回来ただけの店だけれど、まぁ不思議なもんだ。

ちなみにこの店のナス定食ははんぱない。



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clammbon@日比谷野外音楽堂

小生1年ぶり4回目の出場と、つまり毎年欠かさず行ってるわけで、いやはやこの日ばかりは本当にめでたい。
今年はGoodTimeMusicから始まり、Folkloreでしまった。割としっぽりした曲が多かったけれど、残暑や新しいアレンジのサラウンドが聞けたりと、曲的にうれしい内容だった。
ハレルヤを歌ったとたん、雨が降りだした(ミラクル!)。うわぁ~と思いきや、雨の野音も意外にオツなもんで、ステージライトが何倍にも輝いて見えて、立見席からだとアルプスの花畑みたいな光景で本当にきれいだった。音もいつもよりも透き通って聴こえてた。
結果的には、前半がシャボン玉×蝉(おなじみの野音)、後半が雨×虫の音(雨の野音)って、これまでにストーリー展開になった。忘れられない野音がまた1つ増えた。



ステージ終了。その興奮を背中に背負ったまま、新丸ビルを登った。7FのRIGOLETTOは新しい行きつけになりつつある。ここの4種のチーズピザは絶品だ。いつもの野音仲間の就職祝いもかねていた。彼は来年から東京を離れるかもしれないとのことだけど、まぁ関係なくこれからも野音に集まると思う。間違いなく。
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by neko1dozen | 2008-09-01 00:49


街と山と猫と        おいしいごはん
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