<   2008年 12月 ( 8 )   > この月の画像一覧
倉吉の街並み (鳥取県倉吉市)
骨やすめ、山陰のまちあるき、一眼の練習、ボーナス散財と、多目的な旅をしてきた。
今回から計3回くらいで、この冬の旅をレポート。まずは倉吉から。

d0065332_322549.jpg倉吉の街並み
(鳥取県倉吉市)

d0065332_41386.jpg

白い土壁、堀川、赤い瓦の組み合わせがなんとも美しかった。店内へは、堀に架けられた石橋を渡って、アプローチする。島根名産の石州瓦を思わせる赤い瓦や、店内で売られている鯖のへしこ(福井名産)あたりからは、地域文化のゆるい繋がりみたいなのを感じさせられた。

d0065332_4104987.jpgd0065332_4123982.jpg
d0065332_413152.jpgd0065332_434754.jpg
d0065332_45225.jpgd0065332_435996.jpg



d0065332_352161.jpgd0065332_5124562.jpg
d0065332_3522593.jpg倉吉の名物の1つがたい焼き。世にも珍しい、白いたい焼きがあると聞いて食べてきた。
このたい焼きはなんと天然モノ!小生、生まれて初めて天然モノのたい焼きを食べた。白いのは生地に卵が入ってないからかな。薄皮でアンコたっぷり。おいしいかった。(天然モノとは1個ずつ分かれた金型で焼かれたたい焼きのこと⇔養殖モノ)




 倉吉のまちづくりは始まってから10年あまりとまだ若い。第3セクター方式でまちづくりが進められていて、言わずもがな長浜がモデルになっている(店の名前が「赤瓦○号館」なんて、そのまんまだった)。水木しげるロードで知られる境港のエリアと合わせて、これから観光地として伸びていく街だと思う。
 個人的には、今のまだ洗練されていない風情が好きだ。看板とかの手づくり感がふにゃふにゃ漂ってるし、猫はどこでもてけてけ歩いてるし、重伝建地区とその周囲がゆるゆる繋がっていて、マニアックなまちあるきも保障してくれている。
 このへんを、土産屋のおばあちゃんに聞いてみると、「街がとろっとしてるでしょ?」 と笑顔で答えてくださった。街の表現で、「とろっと」って言葉は初めて聞いたけど、すごく分かる気がする。いい街だ。また来よう。

d0065332_414294.jpg
d0065332_4144690.jpg(追伸 本日のベストショット)

街の洋食屋でお昼を食べてたら、この風景が横切ってった。慌てて店を飛び出て、シャッターを押した。手押し車に、背中のモミジマーク。なんて、こった。とろっとした風景を見せつけられた気がした。

[PR]
by neko1dozen | 2008-12-31 04:05
冬至の買い物
デジタル一眼を買った。

d0065332_127401.jpg


SONY α300(CMにリンク)




色々迷ったけど、この1台。
CMを見る限り、おそらく小生もこんな撮り方をするだろうなと思ったし、CMの舞台がサン・クリストバル(バラガン)っぽいってのは熱すぎる。性能はあまり知らないけれど、いいカメラだと思うし、ついでに母も妹も岡田君のファンだから、まぁそれほどピントはずれていまい。


d0065332_123222.jpgまずは一枚撮ってみた。

「お風呂場のゆず」

いきなり湯煙でレンズが曇った。完全に失敗。カメラのこと、これからしっかり勉強しよう。


[PR]
by neko1dozen | 2008-12-23 01:39
GSDy+KDC+若手有志 合同飲み@名古屋
東京を離れて、名古屋にやってきて。色々な仲間との話をしながら、やらないと!と思ってた仕事をやり終えた。今は安堵との感謝の気持ちで一杯だけれど、もう一踏ん張り。冷静に報告をまとめておこうと思う。

d0065332_23111582.jpg


GSDy+KDC+若手有志 合同飲み@名古屋
「地方から、若手から、できることを考えよう!」とみんなが思って集まってくれたのか、定かじゃない。けれど総勢16名(+居酒屋のおばちゃん)、大阪や東京からも駆けつけてくれた。感謝。そんなわけで東京を飛び越え、土木・建築・環境の枠、社会人・学生の枠もとびこえて、仲間が集まった。(↓当日のスライドより)

d0065332_21422133.jpgd0065332_21425295.jpg

d0065332_21431028.jpgd0065332_21432342.jpg


d0065332_21455654.jpg○1次会(スライド会)
今回、参加者みんなに宿題をお願いした。「自分のしている仕事」「自分の好きな街・風景・モノ」の2つをテーマにスライドを持ち寄り、飲みながら、自己紹介がわりに全員プレゼンしていった。


d0065332_21485728.jpg
仕事のこと、作品のこと、好きな風景のこと、みんなネタが違ってた。誰一人手を抜いてなかったと思う。特に、大阪から来てくれた人達のプレゼンは秀逸で、それも普段激務のはずの人達が妙に凝っていて、おかしかった。


期待以上だったことは他にもあった。
この場所で仕事やったことがありますよ!だとか、もしかしてこの人知ってます?とか、スライドしていると、いろいろな繋がりが見えてきて、盛り上がった。共通の知り合いがいて仲良くなることはよくあるだけど、それだけでなく共通の場所を通して輪が広がっていったことが、我々らしい会だったと思う。大人数で大変だったけど、やってみて本当によかった。


○2・3次会
2次会は一転、砕けた場になった。GSDyのメンバーが元佐々木研のNさんに絡まれたり、有志できてくれたコンサル仲間がGSDyに興味をもってくれたり、と思いきや、やっぱりNさんに絡まれててたり。めちゃめちゃな感じがよかった。
3次会では、再び真面目に。途中から2部屋に分かれて、一方は街をテーマに、もう1方は若手のこれからについてガチで話してた。午前2時過ぎとは思えないほど、真剣なまなざしだった。2部屋に分かれてというのが景観デザイン研究発表会みたいで、なんというのかな、これまたすごくよかったんだ。

d0065332_2384131.jpg


終えて、今思うこと。
今回は地方飲みのようで、地方飲みじゃなかった。これは冒頭と矛盾しているように聞こえる。というのは、いつ、誰が東京や別の地方に行くかもしれない。そんな流動的な集まりだから、みんなで中日ファンになろうとかアンチ東京だとか、変に地方に居直る会にはしたくなかった。幸いにもハングリーな仲間が集い、純粋に今やるべきことを語り合えたと思う。色々な意見がでて、ぶつけあいながらも「しっかりとアウトプットし続けよう」「まずは手を動かそう」という共通認識を確かにもてた。日本の中心地にいる人たちが考えるべきことを、地方の私たちでも考えることができた。すなわちとても東京的な会だったと思う。そんな会にできたことが何よりうれしい。

(余談だけど、VA(土木デザインの現在+コラボレーション)の若手版は是非やってみたい。今も妄想はプクプク膨らんでる)

d0065332_2231678.jpg
遠方より集ってくれたみんな、心からありがとう。コアメンバー、おつかれさまでした。
また集まって語りましょう、つくりましょう。



[PR]
by neko1dozen | 2008-12-21 23:24
御輿来海岸 (熊本県宇土市)
まずは今回の旅で、一番悶絶してしまった風景から。

d0065332_23465693.jpg

d0065332_23491081.jpg

d0065332_2350462.jpg
d0065332_013620.jpg

d0065332_0131121.jpg
d0065332_034246.jpg
d0065332_23493948.jpg

d0065332_23584481.jpg


干潮時には、砂の波紋が2km沖合いまで続く。沖合いに漁をする海女さん達が見えた。無音の水面が広がっていた。無数のカニが干潟を歩き、その足跡が花柄みたいで美しかった。心の奥で、この風景がじっと刻まれていくのが分かった。


d0065332_23514617.jpg
d0065332_23515997.jpg


次の日、同じ場所を訪れて愕然とした。昨日、母親のようにやさしかった海が、父親のように雄雄しい海に変貌していた。
風景に誘われて、突き放されて、とんでもない衝撃だった。さらに、ぐっと深く心に刻まれていくのが分かった。
[PR]
by neko1dozen | 2008-12-17 00:18
第4回景観デザイン研究発表会@熊本大学

休暇願を課長の机にしらっと置いて、会社を抜け出し、そのまま名古屋駅から寝台特急「はやぶさ」熊本行に乗り込んだ。やったね。

4回目の研究発表会にして、初めての地方開催。九州学派が醸し出す空気感といおうか、会場は例年以上にフランクなムード。熊大キャンパスものびのびしていて、いい雰囲気だった。
発表される研究も面白かったけど、仲間との再開が一番うれしいのがこの会。かつて模型で格闘した仲間と今の仕事での戦いぶりを語ったり、修論で悩む後輩の姿を見たり(特にアドバイスとかはしない)、某准教授にはセルフビルド的な思いをぶちまけた(もはやお父さんと言いたいくらいだ)。東京にいたころ励ましを頂いた方々には、また強く励まされた。このことは感謝しきれないほど、うれしかった。本当にありがとうございました。

景観・デザイン。この世界で使われている言葉とかロジックとかはやっぱり自分のものにしたいし、この世界に対しても発信(ケンカを売る?)できるようにはしていけたらなと思う。去年二度と発表はもうするまいと思ってたけれど、また発表したくなった。懲りない自分に少し呆れた。



3日の滞在後、夜行バスで名古屋に朝帰着。家に戻る間もなく、そのまま会社に直帰。日常に戻った。あっという間だった。発表会の隙に見てきた熊本の風景については改めて紹介したい。これがとんでもなくすごかったんだ。取り急ぎ、インデックス↓まで。

d0065332_224364.jpg日本最後の現役ブルートレインとなった
「はやぶさ」
d0065332_2151235.jpg熊本城の
「武者返し」
d0065332_2165135.jpg前川國男設計
「熊本県立美術館」
d0065332_2172789.jpg熊本名物
「馬刺し!」

d0065332_2175775.jpg近代土木遺産
「三角西港」
d0065332_2265724.jpg隠れキリシタンの街
「崎津」
d0065332_232157.jpg日本渚100選
「御輿来海岸」
d0065332_255918.jpgレンゾ・ピアノ設計
「牛深ハイヤー大橋」
d0065332_2556.jpg牛深の宿での
「魚オンリー!の夕食」

[PR]
by neko1dozen | 2008-12-16 01:34
セルフビルドの経過観察

1年前。セルフビルドを体験したあの現場の、経過観察に行ってきた。

現場に着くまで、内心ドキドキだった。植えた木が全部枯れてたら…とか、とんでもないセルフビルド公園が完成してたら…とか。模型でプランを見せてもらった分、いろいろ妄想は膨らんだ。行ってがっかりするのが怖くて、なんとか妄想を押さえようとしたけれど、やっぱり妄想してしまった。まったく、やれやれ。



d0065332_0373814.jpg

d0065332_0361886.jpg現地到着。
芝生がしかれ、水路に水が流れ、橋がかかっていた!!
これは… たまげた。。。
d0065332_0383734.jpg水路など敷地造成と石の運搬は業者によるもので、後は住民の手だったと思う。この石の配置とか、あの敷地模型で考えた通りなんだろう。すごいっ。
d0065332_0411145.jpgたぶん、1年前に小生が植えた木。冬枯れしてるけど、しっかり根付いてる。


とんでもない感動で、軽く涙がでちゃった。。
普通の公園だったら、こんな感動しない。冷静に見れば、公園よりもまだ荒地に近いまま。でも、あの日一緒に作業をした住民の方々がここまでつくり続けている姿を想像できるから、ぜんぜん違って見える。まだまだ先は長そうだけれど、きっと完成する日が来る。今度来る時は経過観察じゃなくて、是非また手伝いに行きたい。



土木って、すごいな。最新鋭の工事現場とかもきっと感動するんだろうけれど、それとはまた違う感動に酔いしれてしまった。
[PR]
by neko1dozen | 2008-12-07 00:48
祖父

祖父が逝った。
その日は1日そわそわと落ち着かなくて、仕事を早く切り上げて静岡の祖父の所へと向かった。祖父はベッドの上で、全身で息をしている状態だった。小生が到着した時、わずかに目を開けたけれど、会話はできなかった。それから目を閉じ、まもなく息をするのをやめた。


祖父は生涯を通じて戦う人だった。小さな山寺の住職を務めながら、あらゆる政を引き受け、書を書いた。贅沢と甘えは自他共に許さず、幼なかった小生もずいぶん叱られた。少し間違ったことをすれば、従兄弟と共に本堂の柱に縛り付けられ、わんわんと泣いた。一方で、祖父に褒められることは特別なことで、そのために少しでもいい点をとろう、早く走れるようになろうと頑張った。遠い昔の思い出だ。


最期、祖父の痩せた顔は蝋燭のように見えた。かつて大火をあげていた人は、1点の灯となりながらも、忍び寄る闇と懸命に戦っていた。天井の四隅に漂う闇に死神を見た気がした。それでも祖父は孫全員の顔を見るまで、自らの命を燃やし続けたんだと思う。最期まで本当に気丈な人だった。


祖父の死はあまりに唐突すぎて、受け入れるまで時間がかかった。いや受け入れ方を知らなかった。けれど死の翌日にふと思った。
「自分が設計したものを、祖父に歩いてもらいたかった。」
祖父に褒められたい。かつて子供の頃と何も変わってない自分がいた。どうしてずっと忘れていたんだろう。いや、違う。心の核としてそれは在って、小生をこの場所まで導び続けてくれていたのだ。そのことに気がついた瞬間、申し訳なさと悲しみと感謝が津波のように押し寄せた。


おじちゃん、本当にありがとう。これからは私がその灯を継ぎます。
だから、どうか安らかに眠ってください。
[PR]
by neko1dozen | 2008-12-03 01:20
ワークショップの醍醐味。

今回のワークショップはめっちゃ楽しかった。

とあるワークショップ運営業務にて。普段のワークショップからスピンオフして、親子参加のイベントを開催した。親子で小物づくりをしてもらう企画だったけれど、親の方が子供そっちのけで小物作りに夢中になってしまった。これは誤算。結果、小生たちの業務は育児放棄された子供たちの相手をすることになった。とりあえず手当たり次第、抱っこしまくった。
こんな小生だけど、子供にはモテる。昔は苦手だったけれど、最近、茶道の先生のお孫さんと遊ぶせいか、喜ぶ抱っこの仕方だとか絵のほめ方とか、子供の喜ぶツボが大体分かってきた。特に5歳以下の女のコは、はっきり言ってチョロい。

でも、帰り際。ある女の子に、
「また、お兄ちゃんと遊びたい。」と言われたのが、たまらなくうれしくて、
「公園ができたら、一緒に遊びに行こうか。」って、思わず答えてしまった。

うなづく姿が愛らしかった。いや、変な意味じゃなく。



イベント自体も好評で、大人の方も楽しかったぁ~と笑顔で、みんな帰ってくださった。あまり前例がなくて、社内的にもてんやわんやだったけれど、大成功だった。イベントを仕切った上司・先輩と胸をなでおろした。帰りに飲んだコーヒーが美味かった。

やりがいのあるワークショップって、そう多くはない。
根本的なトコはまだ変えられないから、ファシリテーショングラフィックとか広報誌づくりとか、資料のレイアウトだとか、小手先のところでしか戦えない。でも、少しずつ成果らしきものは出てきてて、ムードが変わる時を感じたりする。

大学時代に頑張ってたことを活かすことを、まだ小生は諦めてない。表現の多いワークショップはその好機だ。来週は模型でもつくってみようか、なんて上司の言葉に、いよいよこの日が来たかと胸を躍らせている。
[PR]
by neko1dozen | 2008-12-01 00:04


街と山と猫と        おいしいごはん
by neko1dozen
フォトログ
タグ
(145)
(120)
(106)
(82)
(81)
(49)
(49)
(40)
(33)
(29)
(29)
(23)
(22)
(22)
(6)
以前の記事
2013年 02月
2013年 01月
2012年 11月
2012年 09月
2012年 08月
more...
その他のジャンル
ブログジャンル
画像一覧