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タグ更新 / トトロの住む家
土木とコンペ・デザイン活動のタグを加えて、再構成した。


d0065332_22534578.jpgトトロの住む家/宮崎駿
著者が都内を歩いていて、印象に残った家々について、写真と著者のスケッチが収められている。スケッチには、ところどころにジブリのキャラクター(トトロやススワタリ)が描かれていたりと、遊び心溢れる1冊。



1日1スケッチを始めてもうすぐ2年。何度か途切れつつも、どうにか今も続いてる。
今週はこの1冊をなぞっている。これまで描いた絵とはまた違って、むずかしい。

宮崎駿の絵には1本も直線が見当たらないし、ラフだし、空間も結構歪んでる。それでも情景はありありと伝わってくるからすごい。夢とか思いとか伝えるのって、正確さやリアルさじゃないんだなと、改めて思う。

仕事でも絵を描くシーンが少しずつ増えてきた。時間内で絵を描く暇なんてないから、家で描いてもちこむ。好きやってるんだから仕方ないし、やらなきゃゼロで終わってしまう。
外注のパース屋よりも安くて、早くて、うまい絵を描かないといけない。そしていつか、キングG丸々1冊分の報告書よりも雄弁に場所を語れる一枚を描けるようにならなければ。
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by neko1dozen | 2009-01-28 23:35
GSDy描き初め
手を動かそう、そう宣言した先日の名古屋飲み。すべからく実践すべし!ということで今回の描き初めに参戦した。

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即日設計
サイト:渋谷区代々木の参宮橋周辺
(近景には込み入った昭和的な街並み、遠景には西新宿の超高層ビルと首都高といった感じの場所。明治神宮にも程近く、ポテンシャル高し。)
提案内容:自由。ただし植物など複数のキーワードを元にした提案であること
審査員:藤本荘介
特記:パソコン禁止!

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チームメイトとサイトを歩きながら、
「電線って、家と家とが糸電話してるみたい。」
という、なんでもない会話が盛り上がってコンセプトが生まれた。携帯電話のようにお互いの姿が見えにくい現代の街において、電線・電信柱というアナログな公共インフラをリノベーションすることで、失われた関係性を回復させるという提案だった。

結果をいえば負けた。はっちゃけた学生チームの提案に対して、理詰めにし過ぎた。根拠とか現状把握とか、いつもの報告書の手順をとってしまった。うっかり出てまった。

ただ、それ以上にコンセプトを形に落とせなかったことが痛かった。言葉は浮かぶけど、形が出てこなかった。一番の敗因はそこにあった。学生のはっちゃけた提案を聞きながら、やわらかな頭と動く手が、エッジのきいた提案を生むんだなぁ…なんて、しみじみと思った。う~ん、夢を夢のまま描ける学生が眩しい。


やわらかい頭を取り戻すことは難しいかもしれないけれど、動く手は持ち続けたい。もっともっと手を動かして、絵を描いてこうと思った。「描」と「猫」って似てる漢字だしね。


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おまけ。

JOMOのCM

YEBISU THE HOPを越えるゴキゲンっぷり。

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by neko1dozen | 2009-01-24 23:19
25(ねむの木こども美術館他)
誕生日を迎えた。
この日見た建築3点について

d0065332_0393727.jpgねむの木こども
美術館
(静岡県掛川市)
設計:藤森照信

窓ガラスと左官材と園路敷材の表情がおもしろかった。

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d0065332_045791.jpgねむの木美術館
(静岡県掛川市)
設計:坂茂



d0065332_0453214.jpg猫1ダース邸
(静岡県浜松市)

なんたって、
我が家が一番。

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by neko1dozen | 2009-01-22 00:45
国産初の鉄橋、八幡橋(旧弾正橋)
ぷらりと見に行ってきた。
d0065332_23265028.jpg八幡橋
(旧弾正橋 ,
東京都江東区)
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橋梁形式は、りんどう橋と同じポニーのボーストリングトラス。橋長15.8mは、りんどう橋のトラス部のちょうど半分の長さにあたる。ほんとにちっこい。一方、国産初の証として菊の紋章がピン部分に施されていたり、下に向かって徐々に太くなる上弦材が絶妙な安定感を生んでいたりと、部分部分のスケール感が橋全体のそれとずいぶん違ってみえる。だから、この橋はかっこいいし、かわいい。
ちなみに、この橋の架橋は明治11年(昭和4年に現在地へ移転)。産業の転換期ということもあり、上弦は鋳鉄、引張材は錬鉄と異なる鉄でつくられた。鎖状に組まれた下弦、そして下弦と上弦をつなぐ吊材の造形が面白い。収まりもかなりマニアックで、いやはや模型の作りがいがありそうな橋だ。

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この橋を訪れたのは、冬の早朝6時。朝が早すぎて、橋ねこ達も寝てた。逆光うまく撮れなかったけど、この橋と背後にある首都高の2ショットもまたよかった。
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by neko1dozen | 2009-01-19 00:49
09/01 (牛深ハイヤ大橋)
「海上に浮遊した一本の線」
これがこの橋の設計コンセプトである。

d0065332_22172069.jpg牛深ハイヤ大橋
設計:RPBW
+ARUP+マエダ
所在地:熊本県牛深市

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熊本市街から牛深までは車で4時間。小生が着く頃には辺りはすっかり暗くなっていて、街の灯よりも早く、空に浮かぶ光の帯が見えた。長いドライブでくたくただったけれど、我慢なんかできない。ノンブレーキで橋に突入、そのまま駆け抜けた。

また夕食の後、カップ焼酎を片手に、今度はゆっくりと橋を歩いてみた。

d0065332_22121627.jpg時間帯で変わる
ライトアップ
d0065332_2262854.jpg橋と満月
d0065332_2264775.jpg橋と牛深海彩館(設計:内藤廣)


軽かった。ふわりと浮かび上がろうとする桁を、橋脚がかろうじてつなぎとめてるようだった。この軽さに貢献しているのは、まぎれもなく桁のディテール。独特の下部フランジの曲面と風防板、綿密に計算された塗装(とライトアップ)がこの軽さを生んでいる。ライトアップの電球が球切れで、所々歯が欠けているように見えるのはまぁご愛嬌。

さて、それら桁部のディーテ-ルの陰で、橋脚が果たしている役割も見逃せないと思う。巨大なコンクリートの橋脚は視覚的な重りとして、「浮遊した一本の線というコンセプト」と「インフラが本来持つべき安定感」という相反する2つの理念を絶妙に成立させているように見える。
ところで、写真で初めてこの橋を見た時、「軽く繊細な橋なのに、なぜ橋脚だけ無骨でデカいんだろう」と疑問に思ったのを今でも覚えている。ここだけデザインから逃げたのか?と疑ってもいた。実物に見て、橋脚が果たしている役割をを知った一方、もっといい造形があったんじゃないかという疑問はさらに深まった。そして折に触れては頭の中で考えてる。ぐるぐる考えてる。納得できる形はいまだ思い浮かんでこないけれど。
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by neko1dozen | 2009-01-14 23:53
ゆく旅、くる旅09 /布引五本松堰(兵庫県神戸市)

2008年旅の記録

1月--------------------------
01    薩埵峠 【静岡】
06    真鶴の街 【神奈川】
2月--------------------------
14-16 沖縄本島、伊江島、宮城島 【沖縄】
21    東京タワー、増上寺 【東京】
3月--------------------------
01-18 グァナファト、メキシコシティ(ルイスバラガン建築群)、
      サンクリストバル・デラスカス、カンクン 他 【メキシコ】
4月--------------------------
      名古屋各所
5月--------------------------
03    湖西連峰 【静岡】
04    MIHO MUSEUM、近江八幡の街【滋賀】
06    佐久島 【愛知県】
17    築地、赤坂サカス 他【東京】
18    佐原の街 【千葉】
31    小浜の街【福井】
6月--------------------------
01    勝山・越前大野の街(勝山橋)【福井】
06-09 精進川、茂漁川、岩見沢駅舎、タウシュベツ橋梁
     釧路湿原、夕張、水の教会 【北海道】
28-29 シャネルモバイルアート、鉄道博物館、横浜港クルーズ【関東】
7月--------------------------
21    奥山、うなぎパイ工場【静岡】
27    長浜の街 【滋賀】
8月--------------------------
02    白山【福井】
10    岡崎の街【愛知】
14-16 鞆の浦、しまなみ海道
      宮島水中花火大会【広島】
17    犬島(犬島アートプロジェクト)【岡山】
30    渋谷(副都心線)、日比谷(clammbon野音)【東京】
31    横須賀(横須賀美術館)【神奈川】
9月--------------------------
06    蓬莱橋、大崩海岸【静岡】
13    GSDW、日比谷(SBD野音)【神奈川】
28    奥山【静岡】
10月--------------------------
04    湖西連峰 【静岡】
13    豊田市美術館 【愛知】
18    木曽駒ケ岳 【長野】
19    足助の街(香嵐渓) 【愛知】
11月--------------------------
08-09 郡上八幡の街【岐阜】
15    安城の街【愛知】
23-24 青崩峠、馬籠、妻籠、市田、阿智村【静岡・長野・岐阜】
12月--------------------------
06    薩埵峠、和田島浄水場【静岡】
11-14 熊本の街(熊本城)、牛深、崎津、西三角築港、御輿来海岸【熊本】
27-29 城之崎温泉、餘部の街(餘部橋梁)、布引五本松堰【兵庫】
      浦富海岸、倉吉の街、三徳山三佛寺【鳥取】
--------------------------------

2008年。大きな旅に出られない社会人のストレスが、週末にリバウンドして、気がつけば学生の時よりも旅をしていた。昨年の週末に名古屋にいたのは5回となかったと思う。

風景まみれになりながら、撮った写真はおよそ6000枚。見返すとどれも青い。1年を通して水面を見ていたことに気がついた。中でも、薩埵峠タウシュベツ橋梁越前勝山鞆の浦御輿来海岸、この5つの水面は特別輝いてみえる。どれも初めて見る、水のカタチだった。本当に美しかった。

新しい年の旅はどうしようか。最近は近代土木遺産が個人的に熱い一方、ランドスケープと建築を見るのをサボりがちになっていた。少なくとも、ランドスケープはしっかりと見てきたい。あと、トヨタショックのお陰か、夏に少し長めの休みがとれそうなので、ちょっと遠くまで歩きに行こうかなと思ってる。楽しみだ。


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(おまけ1)
歳末の旅より、
布引五本松堰

新神戸駅より徒歩30分ほど、堰までのアプローチもすばらしかった。

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(おまけ2)
和田島浄水場と第二東名

清水の山奥にある、とっくり。
小生の原風景。


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by neko1dozen | 2009-01-08 00:29
餘部橋梁(再訪)
冬の餘部橋梁を見てきた。

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2007年夏の記録

前回訪れた時から、架け替えのための工事は進んでいた。立ち上がったコンクリートの新橋脚は、思っていた以上に小ぶりに見えた。この大きさのコンクリート橋脚に見慣れてしまったからだろうか。新橋脚は小さく見える割に、かつての親密さを失って冷たく見えた。それは単なる思い込みじゃないと思う。
橋の周りもだいぶ変わった。橋を望む展望台は切り崩されていた。トラスの周囲もふさがれて、橋脚の袂に佇むこともできなくなっていた。ちなみに、2010年度に新橋梁への切り替え終了が見込まれている。新橋梁はエクストラドーズドPCラーメン橋。小生はどうもこの橋梁形式が好きになれないので、余計に残念だ。

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気分を切り替えて、宿の夕食。その夜は、鉄橋の直下の民宿に泊まって、名物・松葉カニを頂いた。覚悟を決めて、過去最高にリッチな一晩に挑んだ。
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d0065332_22113946.jpg金色に輝く松葉ガニ。食べ物とは思えないほど、ディテールがすばらし過ぎる。貧乏性の小生、お腹がいたくなりそうだった。
d0065332_22185089.jpg部屋から餘部鉄橋を望む。列車が通るたびに、室内にいても、ガタゴトと轟音がこだました。9時半過ぎに最終列車が通過した後は、朝8時前まで10時間列車はやってこない。銀河鉄道のように最終列車が駆け抜けていった後は、日本海の荒波の音だけが残った。



さて、手痛い出費を覚悟の上で餘部の街に泊まったのはカニ…だけじゃなく、たった1晩だけでも、餘部の風景に寄り添いながら、住む人と話してみたいという衝動からだった。

夜に宿の人が、橋のことを語ってくれた。
「前は架け替えてほしくなかったけれど、街の人たちはみんなもう諦めてしまいましたよ。今は早く工事が終わってほしい。」
サバサバした語り口だった。

この橋を失うことは残念ですまされる話じゃない。餘部鉄橋には目に見える「頼もしさ」があって、目には見えない「親密さ」があることを感じた。我々が胸を張って、この時代の遺産として残せる数少ない遺産であって、どんな理由があったにせよ、守られるべきだった。
はたして、今の世界にこれだけのものを残す器量があるんだろうか。土木の人間が啓蒙者としての役割を果たしきれなかったこと、私達の世代がこの橋の議論に間に合わなかったがひどく悔しい。せめて架け替えが終わるまで、何度か訪れながらこの風景を胸に刻みこみたい。


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by neko1dozen | 2009-01-01 22:48


街と山と猫と        おいしいごはん
by neko1dozen
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