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セルフビルドによる庭づくり
実家の前庭の修景業務を受注した。

業務概要
施主:neko1dozen母
設計対象範囲:前庭8㎡
受注額:朝夕ごはん3日分

地道な営業活動が報われて受注することができた。かくして、昭和的佇まいの前庭をWEST8風のモダンランドスケープに変貌させる、ちょっとした大プロジェクトが始まった。目指すはインターポリスガーデン。

d0065332_2144735.jpg対象地の現況写真。
いかにも昭和の中流家庭的な雰囲気が恥ずかしい。

d0065332_21433594.jpgカイズカイブキの列植は暗く、樹勢も衰えていたので、思い切って切ることを決めた。
でも、自分よりも長く生きてる木を切るというのはやはり心が痛んだ。普段、何百本って木を伐採する撤去図をパソコンでかいていても、感じることはない感覚。



で、第一期工事完了。

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木を切ることは簡単だったけれど、抜くのが相当大変だった。ということで、1本を抜いた時点であっさり設計変更、残る3本の切株を支柱に使った「花のブランコ」をコンセプトに庭を作ることになった。
季節の花を植えた2つのポットを地面ギリギリで浮かせるように吊り、ブランコにした。あまり可愛すぎても仕方ないので、全体の色調は大人しめの赤~青系にまとめ、ラティスは市販のものを暗めに着色、コニファ周辺はロックガーデン風に荒く仕上げた。石は浜名湖湖北の渓流で拾ってきた。伐採した木の切株はそのまま支柱にした他、幹は境界部の縁切りに使った。
あとは、施主の強い要望により、草木はなるべく手のかからず、花期が長くて、猫が食べても大丈夫なものを選んだ。

(既存草木)カイヅカイブキ、フイリヤブラン、ロウバイ、マンリョウ
(新規草木)ペンタス、千日小坊、アリッサム、ハツユキカズラ、ローズマリー、コリダリス・カナリーフェザー、ワイヤープランツ、ゴールドクレスト、タマスダレ、ツルソバ、クフェア、タマリュウ

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ブランコ部分は改良の余地がまだあるけれど、WEST8の庭とはまるで別物になっちゃったけど、ブランコが風でゆらゆらゆれる様は見ていて楽しい。まぁ、ちょっと間抜けなくらいでもOKでしょう。

木を切る前「ガーデニングなんてのは、私は興味ないんだよ~」と言っていた祖母が「ずいぶんと明るくなって、よくなったね。」と笑顔で言った。どんな仕事であれ、人に喜ばれる仕事ってやっぱり気持ちがいい。


(工事は続く)
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by neko1dozen | 2009-09-24 23:30
Ironbridge(England)
ロンドンから特急列車とバスを乗りついで3時間。その名も「アイアンブリッジ渓谷」という渓谷にその橋はあった。どうしても見たかった橋だ。

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世界初の鉄の橋が、どうしてこのデザインなのかを知りたかった。木造に似た架構、変に凝った装飾、不合理な構造。。。なんだかよくわからない。なので見てきた。

この橋の生い立ちは複雑だ。当初の設計者は着工前に亡くなり、その後出資者の手によって大幅にプランが修正されてる。複雑な家庭で育てられた子供みたいな橋で、未熟な技術と、そんな大人の思惑によってこの姿が生みだされたのは間違いない。で、その設計当初の図面というのを現地の資料館で見ることができた。これが面白かった。

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当初のプランは驚くほどシンプルだった!(橋の袂のビジターセンターにて)



いや、この当初のプランは橋に見えなかったのかもしれない。今でこそ、鉄の細いラインの細さは見慣れたものだけど、木と石しかなかった当時は恐ろしく頼りなく見えたんだろう。そして、計算の上では成り立つとわかっていても、不合理な入り組んだ線を書き足し、堂々たる立派な装飾を施した。近代技術への不信、わかりやすい姿(シンプルさ)への不安が、このような不思議な橋を生んだのかもしれない。


d0065332_2140378.jpg橋上にて。舗装は最近新たに施されたもの。
d0065332_21404789.jpg高欄に刻まれた「1779(竣工年)」の文字。


d0065332_2153771.jpg周囲の街。
d0065332_22301623.jpg近くのパブで飲んだアイアンブリッジビール(この旅で一番おいしかったエールビール)
d0065332_21534153.jpg近くの畔で出会った黒猫(この旅で一番かわいかった猫)

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by neko1dozen | 2009-09-13 21:55
Penguin-pool(London zoo)
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鉄筋コンクリート黎明期、不朽の名建築(設計:B.リュベトキン)
もうペンギンは棲んでなかったけれど、それでもプールを眺める人で辺りは溢れてた。そう、居心地がいい場所なのだ。2重螺旋のスラブの美しさもさることながら、見る人への心配りがよくなされていた。特に、人がよりかかる部分のコンクリートにデザイナーの魂が宿ってるように思えた。


先日、ロンドンを歩いてきた。かつて産業の中心だったロンドン、風が気持ちいいことと、面白い素材で溢れていたことが印象的な街だった。見てきた風景と素材はまた改めて。
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by neko1dozen | 2009-09-02 23:27
お節介
週末、ひさびさに完徹をして、1枚の画を描きあげた。その画が打ち合わせで好評だったと聞き、ほっと胸を撫で下ろした。

某市の緑の将来像。市域全体のスケールの大きな画だったけど、人を描き込むように心がけた。それがうまくいった。どんなスケールでも、どんなテーマであっても、人の表情や行動がわかる表現はつくづく大切なことだと思う。

仕事で画を描く機会はまだまだ少ない。今回も小生の業務じゃなかったけど、面白そうだったので勝手を言って描かせてもらった。「そんなに真剣にやる必要なんてないから」なんて上司にホローされたら、ガッチリやるっきゃないもんね。半ば意地で描きあげた。お節介もたまにはやいてみるもんだ。



以下、最近出会った使える本。

d0065332_1502696.jpgレイアウトデザイン―レイアウト基本マニュアル(南雲 治嘉 著)
レイアウトの教科書。これだけ丁寧にまとめられている本は他にない。買い。


d0065332_1523933.jpg水彩イラスト素材集
ちょくちょく使ってる。


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まち本(札幌市)
まちづくりの解説本。おもしろい。ダウンロード

d0065332_1514066.jpgスタジオジブリレイアウト展
ある方に紹介してもらったジブリのレイアウト図集。安くて、ボリュームたっぷり、とてつもなく上手い1冊。

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by neko1dozen | 2009-09-02 00:32


街と山と猫と        おいしいごはん
by neko1dozen
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