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立山黒部アルペンルート(雪の大谷、黒部ダム)
ちょっと背伸びして、贅沢な旅をした。


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実は、雪の大谷が白く見えるのは稀なことらしい。黄砂や雨が降るとすぐに汚れてしまうのだそうで、前日に雪が降ったこの日は幸運だった。雪原がどこまでも伸びやかに広がっていて、微妙なグラデーションが美しかった。憧れの山、剣岳の岩峰が雪原の上に小島のように浮かんでた。登らずして帰るのが実に惜しかった。
一方、黒部ダム。ダム堤体に設置されたキャットウォークやハシゴを思わず目で追ってしまう。試しに、雪の塊を天端から投げてみたら、水しぶきがあがるまでに10秒近くかかった。軽く眩暈、ここでだけは身投げしたくない。

この日、富山の宿を出て、LRT、電車、バス、ケーブルカー、トロリーバス、ロープーウェイと、あらゆる乗り物を駆使し、信濃大町まで横断した。チケットは高かったけれど奮発した甲斐はあった。道中には、黒部ダムの建設当時の資料が多数展示されていた。中でも、厳冬期の工事現場と、竣工当日の人々の写真が心に残った。人々の心からの表情というべきものが、そこに写し出されている気がした。
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by neko1dozen | 2010-04-29 00:30
セントラム、シクロシティ富山
Book3を片手に、富山を歩いてきた。


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開業したばかりのセントラムとシクロシティ富山に乗ってみた。

セントラムは、富山駅の南側の市街地をぐるぐる回る環状線。車両は色以外ポートラムと同じ仕様、郊外に続く市内電車に接続している(将来的には北側のポートラムとも接続予定)。乗り継ぎの場合、運賃はタダらしいけれど、一般の運賃は200円。手軽い乗り物の割りに、ちょっと高い気がした。
ともかく、セントラムができたことで街の雰囲気がずいぶんと変わった。全周3.5kmの線路で囲まれた街のスケール感が新しくて、さながらミニミニサイズの山手線みたいだった。中央線のように街を横断する松川の、土手の桜が美しかった。

一方、シクロシティ。ドラえもん的フォルムの自転車は、やや重たかったけれど、こぎやすく、市内を回るには十分な感じだった。カギ、ライト、ギア付と高機能っぷりも、さすがドラえもんといったところ。一方、不満は3つ。
・ネットから申し込みが必要なこと(パリでは、各ステーションでクレジットカード払可)。
・利用が1週間単位~。
・30分以降は料金が発生(20分を過ぎると、ソワソワしてしまう)。

どうも気軽にふらっと乗れるシステムではないらしい。
正直なところ、LRTの利便性もよいので、どういう人が、どういうシーンで、この自転車を利用するのかいまいち分からなかった。なお、シクロシティの設置台数は現在150台(パリ=2万台)で、ステーションは富山駅周辺のみ。システムとしては発展途上、これからってことなんだと思う。
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by neko1dozen | 2010-04-19 23:44
公園緑地

最新の公園緑地(雑誌)をパラパラめくってたら、ある記事に目が留まった。

「浜松市富塚椎ノ木谷特別緑地保全地区」

あぁ浜松。 というか、富塚(実家のある街)!、というか、その辺りこそ遊び場だった!!
なんとも懐かしい場所が特別緑地保全地区に指定されていたらしい。
うっかり知らなかったけれど…、これはすごい。昔、悪い遊びをして、川や森をずいぶん汚した気がするけれど、よかったのかな。


ともかく、ちょうど今日の課内ゼミのテーマが「都市緑地法」だったこともあって、なおさらインパクトがあった。詳しくは語れないけど、都市緑地法に基づく特別緑地保全地区は規制が厳しいので、設定している自治体自体少ない。静岡ではここの1箇所だけで、それも指定までにずいぶん苦労したとの旨の記事が書かれていた。その森をグラウンドにする計画があって、それに市民が反対運動を始め、パートナーシップ型による保全活動が行われ、H17年にようやっと保全地区の指定に漕ぎ付けたのだという。災い転じて、なんとやらだ。

地元の風景が市民の手で守られていることは喜ばしいけれど、
当たり前の風景だっただけに、記事の扱いの仰々しさがちょっと切なかった。


さて、同じ号の公園緑地の最後に、昨年やり損ねた「深谷通信所跡地利用アイデアコンペ」の結果が載っていた。まだ目を通してないけれど面白そうなプランが並んでた。それにしても、熊大は近頃強いね。
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by neko1dozen | 2010-04-16 01:08
りんどう橋(再訪)

橋詰広場の竣工後、初めて橋を訪れた。

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橋全体が男のコ達の複合遊具になっていた。トラスによじ登り、高欄に飛び移り、ブレースにぶら下がり、案内板に腰掛け、親柱を撫で回していた。中でも、アバットの小さな隙間が子ども達の溜まり場になっているのには仰天した(ひんやりとしたコンクリの日陰が心地よいのかな?)。さすがに遊び場を見つける感覚が鋭い。

一方、大人と女のコ達は階段に座って、対岸を見ながら、のんびりとくつろいでいた。
「気持ちよさそう。」
そう話しながら、小生の隣に腰掛けた女のコがいて、胸が熱くなった。 


d0065332_1394770.jpgアバットの付近で遊ぶ子ども達。危ないからと母親に注意され、その場を離れたかと思ったら、親の目を盗んで、すぐに戻ってきた。
d0065332_0402733.jpg小生とともに、男のコが右後ろでキメポーズ。写真を見るまで気がつかなかった。
d0065332_05939.jpg桁裏。
この橋の中で一番好きだ。
d0065332_0295266.jpg橋詰広場の脇に、それっぽい階段が設えられていた(セルフビルド?)。


都会的な洗練・華美とは違うデザイン。そのコンセプトに対し、当初どう手を動かせばいいのか、わからなくて困った。結果を言えば、小生の担当した橋梁付属物及び橋詰広場は、シンプルで控えめの、エッジのやや丸いデザインとなった。
このプロジェクトを通して学んだことの1つは、サイトが都会でない場合のデザインの考え方だったと思う。クール⇔ダサいの評価軸では測れない場所で、どのようなデザインを目指すべきか。私の得た自論は、本質的な居心地のよさを追求する他はないということだった。そして、それには、この場における主役・脇役・悪役の明確化と必要な演出の実行、それから人の感覚が自由に発揮できる余地を空間に与えることが大切だと考えるに至った。
ディテールについては、自分の技量不足でやり残したことも少なくない。設計後に、なんでこうなっちゃったのという不満もある。けれど、今回現地を訪れて、橋、川、人の3者が、とてもよい距離感で向かい合っているのを見ることができた。「気持ちよさそう」とか「きれい」だとか、橋を訪れた人の素直な言葉を聞くことができ、コンセプトに適う場所になったのかな、と思った。

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ところで、この日、両親を連れて橋を訪れた。浜松から往復10時間のドライブは大変だったけれど、叶えるべき夢を叶えることができ、うれしかった。
ただ1つ残念だったのは、足の不自由な父が座ることができるベンチがなかったことだった。まだ、すべてが仕上がっていない。早く整備されるか、あるいは、その不自由さに気づいた誰かが、それとなくベンチをこしらえ、そこに陰をつくる木をしれっと植えてくれるといい。
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by neko1dozen | 2010-04-14 00:51
地方におけるデザインとは(仮)

研究室の後輩からメールをもらった。
GSDyで面白いシンポジウムを企画したらしい。

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□日時:平成22年4月25日(日)
□場所:東京大学本郷キャンパス 工学部1号館14号教室/15号教室
□プログラム(予定)
開場:14:30
 ■第1部【会員限定】:15:00~16:00(14号教室)
・2009年度活動報告、会計報告、ワークショップ報告
・新規役職承認
・2010年度年間予定
 ■第2部【一般参加可】:16:30~18:30(15号教室)
[概要]
タイトル:地方におけるデザインとは(仮)
内容:講演+ディスカッション(司会+パネリスト+会場参加者)
これからの地方の持続再生にどうデザインという行為を活かしていくか。行政側からの視点、地方へと入っていくデザイナーからの視点、両視点からパネリストの関わった事例を題材として議論を進める。また、その結果としてどのような風景が生まれてくるのか、創り出したいのかを議論していきたい。
パネリスト:伊藤喜平氏(長野県下條村村長)
斬新な施策で出生率2.04の「奇跡の村」と呼ばれる。また、住民を中心としたセルフビルドを活用した道つくり・水路整備等を進めている。
山崎 亮(studio-L代表 ランドスケープデザイナー)
公共空間のデザインだけでなくパークマネージメントなどの“できた後のマネージメント”をも含め様々な活動を行っている。
司会:中井 祐氏(東京大学社会基盤学専攻 准教授)

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もっともっと早く、取り上げるべきテーマだった。いや、もっとも小生が学生の頃に何らかのリードができたらよかったのかもしれない。ともかく、こうした場が設けてくれた後輩達に感謝。特に、わざわざメールをくれたO君、ありがとう。シンポジウム、楽しみにしてます。


さて、小生も負けてられないので、いくつか企画を考え始めた。コンサルタントの若手の有志を集った昨年までの活動から一歩踏み出し、新しい輪を広げていきたい。可能性を語るこれまでから、可能性を実践するこれからへ。今は色々な先生、先輩、仲間と意見を交わしながら、アイデアを膨らませてる。企画については、まとまり次第UPしよう。
そうそう、4月から、九州から仲間が1人名古屋にやってきて、日曜日に歓迎会を開催した。学生時代色々な経験を積んでこられたようで、期待大。名古屋は、いよいよ都市計画系の若手の層が厚くなってきた。きっと何か始められる。
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by neko1dozen | 2010-04-05 23:26


街と山と猫と        おいしいごはん
by neko1dozen
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