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長篠堰堤余水吐(愛知県新城市)
少し前の事だけれど、長篠堰堤(愛知県新城市)を見てきた。

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長篠堰堤の竣工は明治45年、建設を指揮した技師長 今西卓は当時 20 代であったという。かの美堰、白水堰堤の設計者、小野安夫も20代から白水堰堤の計画に関わったというから、どちらも僕とそう変わらない若者が設計したという事実に驚く。

長篠堰堤はアメリカのナイヤガラ発電所をモデルとした発電施設で、天然岩と人造石による取水路から余水が連続的に流れ落ちる姿がこの堰堤の特色となっている。落水表情は白水堰堤とは対照的だけれど、共に周辺の自然と調和した美しい構造物であった。今回は水量が多いようだったけれど、渇水期の水の表情もよさそう。近くの山登りついでに、また訪れてみたい。

ともかく同年のうちに念願だった美ダム2基を制覇できてよかった。
残る藤倉ダムも近いうちに行けるといい。
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by neko1dozen | 2013-01-06 20:59
質の高い公園設計
今担当させてもらっている公園の実施設計は少し特殊だ。レンガのメーカーさんと配色を検討したり、作庭家の方と協働で設計を進めたり、休みに日本庭園を見て回ったり。多くの自治体が今の公園を維持するので精一杯。そんな中で、質の高い公園設計が求められる数少ない仕事だと思う。

「これだけ質の高い公園を設計できるのは最後のチャンスだと思ってやってる。」
そう漏らす先輩技術者の言葉は重い。

質の高い設計ができること≠コンサル技術者としてのレベルの高さ
設計の仕事がこの先も続かなければ、設計の腕をあげても意味がない。だから、先輩技術者の言葉をどのように受け止めるべきか、正直迷う。

とはいいつつも今は真面目にやるしかない。腹をくくらない限り、身にはならないしね。
何より恐ろしいもので、納期まであと1ヶ月もないのだから。

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必要なスケッチは家で。SAIとペンタブで、キャンパスをぐるぐると回しながら、じゃんじゃん描く。ラスターとベクトルデータを混ぜこぜで描けるので、図面の差替え続きも簡単。コンサル向き。
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by neko1dozen | 2012-02-05 22:27
友ヶ島と砲台群(近代土木遺産)
小生が行ってみたい日本の島、
ベスト3のうちの1つ、友ヶ島に行ってきた。


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赤、黄、黒、緑、白、金…煉瓦の色の豊かさに驚いた。特に写真6枚目のトンネル。キラキラと薄緑色に輝く煉瓦の内壁を覗くと、すうーっと誘い込まれるような心地がした。
日本の煉瓦は赤一色であると、昔何かの本で読んだことがある。生真面目な明治の人は理に適わない煉瓦のムラを許さず、目地の美しさで煉瓦積の美しさを競ったという。日本人らしい発想だ。
一方、この島の煉瓦は豊富な色をしていた。地方の軍用施設ということで、色に対する美意識の及ぶ所でなかったのかもしれない。ただ、それが今になって、鮮やかで美しい表情を生んでいるんだから不思議だ。そして、自然と同化しながらも、重々しさ、緊張感を堅持していることにも驚いた。

その他の島の風景d0065332_22455551.jpg

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友が島は無人島で砲台群の他に見所は少ない。けれど、日本のどこかに美しい煉瓦色の島がひっそりと浮かんでいる、そう思えることは中々素敵なことだと思った。
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by neko1dozen | 2011-09-21 00:14
景観まちづくりWS (初回)・セルフビルド
土曜日:景観まちづくりWS (初回)

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がやがや会議から、ワークショップへ。景観まちづくり計画の策定という明確なゴール設定(もちろんこれも1つの通過点なのだけれど)をもった会の運営へと移行した。
初回のテーマは「20年後の将来目標と、そのための作戦を考える」。20年後には1つの世代が変わり、また今とは違った世界観が生まれているかもしれない、そんな近くて遠い将来の目標と、そのための具体策についてディスカッションした。

小生も1グループのファシリテーターを受け持った。前半は展開が読めず必死だったけど、どこかの瞬間で好転し、後半は少しだけ楽しみながら場をつくることができた。結果的に、思ってたよりも上手くアイデアの集約ができたんじゃないかと思う。
一方で、その「上手くいった感」が悔しかった。ブレイクスルーの手前、業務としてこなすなら、これでちょうどいい「優等生案」。ただ小生達が目指すべきはその先にある。次回はもっと住民の方と互角に語り合いたい。怒れるくらいガシガシ突っ込んで、一緒になってブレイクスルーしてきたい。


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地元住猫のティナチ(名前)。



日曜日:セルフビルド

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従兄弟のお寺にて。この春から従兄弟と進めてる墓地整備。施工全部が業者任せじゃつまらない!ので、親戚を集めてのセルフビルド会を企画した。
まだまだ夏の盛り。炎天下の作業は想像以上に大変だった。コンクリがとにかく乾く!乾きかけたコンクリに汗がぼたぼた落ちた。作業の後のスイカと素麺が美味かった。

続きの工事は、来月の年忌の日に決まった。まぁこちらはのんびりやればいい。
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by neko1dozen | 2010-08-30 01:09
祝賀会
論文賞の祝賀会を開いて頂いた。
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それは素敵でファンタジックな一夜だった。ただ正直にいえば、
これでようやく大学を卒業できる、そんな不思議な感覚が後に残った。

大学時代は多くの幸運を与えられた。いや、与えられすぎた。
すべては巡り会わせでしかなくて、小生が出した結果じゃない。
そんな立場に甘えるのがこの夜で最後だと思ったら、妙にほっとした気持ちになった。

いよいよ、自分の力でやってくしかない。浮くも沈むも自分の勝手。
ただ、好きなことをやるためには、頑張らなくてはいけない世代だから。
この夜のことは、ぐっと胸の奥にしまって、
「フレーフレーささき」も、中村良夫先生のまなざしも、
肩に感じた鈴木忠義先生の手の重さも、
将来、本当にどうしようもなくなった時にだけ、都合よく思い出そうと思う。

祝賀会にお越し頂いた皆様、メッセージをくださった皆様、
マッドな黒人達を用意してくれた後輩達、運営を一手に引き受けてくださったmiyashipさん。
改めて感謝を申し上げます。素敵な晴舞台をどうもありがとうございました。

neko1dozen


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△祝賀会にて掲示したポスター(実物A0)
前回作成のものをリニューアル。中身をまるっと入れ替えた他、A1×2分割に対応できるよう、文字・図の位置に配慮した。レイアウトを四分割にし、十字状のスリットを入れることで、全体に緊張感を与えた。
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by neko1dozen | 2010-06-23 00:07
土木学会賞論文賞
僭越ながら頂きました。

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「人は受け取ったものの対価を支払わなくてはならない。」
最近読んだ小説の一節にそうあった。対価という言葉は、この場合には適切ではないかもしれない。けれど、私は、この賞を私自身のものとして受けとり、そして適切に解釈して、行動しかなくてはいけないと思う。私はこの賞に見合う人間ではないと片付けてしまうことは簡単だけど、それはしたくないから。


18日の会では、しっかりと考えが表明できるよう、精一杯背伸びしてみます。
楽しい会になるよう準備を進めていますので、まだ迷われている方は是非お越しください。



りんどう橋に関わられたみなさま、佐々木研の先輩方と同期の仲間、
18日の会に参加されるみなさまへ―

改めてお礼を申し上げます。受賞させて頂き、本当にありがとうございました。
そして、共におめでとうございます。18日は大いに盛りあがりましょう。
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by neko1dozen | 2010-05-30 00:00
立山黒部アルペンルート(雪の大谷、黒部ダム)
ちょっと背伸びして、贅沢な旅をした。


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実は、雪の大谷が白く見えるのは稀なことらしい。黄砂や雨が降るとすぐに汚れてしまうのだそうで、前日に雪が降ったこの日は幸運だった。雪原がどこまでも伸びやかに広がっていて、微妙なグラデーションが美しかった。憧れの山、剣岳の岩峰が雪原の上に小島のように浮かんでた。登らずして帰るのが実に惜しかった。
一方、黒部ダム。ダム堤体に設置されたキャットウォークやハシゴを思わず目で追ってしまう。試しに、雪の塊を天端から投げてみたら、水しぶきがあがるまでに10秒近くかかった。軽く眩暈、ここでだけは身投げしたくない。

この日、富山の宿を出て、LRT、電車、バス、ケーブルカー、トロリーバス、ロープーウェイと、あらゆる乗り物を駆使し、信濃大町まで横断した。チケットは高かったけれど奮発した甲斐はあった。道中には、黒部ダムの建設当時の資料が多数展示されていた。中でも、厳冬期の工事現場と、竣工当日の人々の写真が心に残った。人々の心からの表情というべきものが、そこに写し出されている気がした。
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by neko1dozen | 2010-04-29 00:30
セントラム、シクロシティ富山
Book3を片手に、富山を歩いてきた。


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開業したばかりのセントラムとシクロシティ富山に乗ってみた。

セントラムは、富山駅の南側の市街地をぐるぐる回る環状線。車両は色以外ポートラムと同じ仕様、郊外に続く市内電車に接続している(将来的には北側のポートラムとも接続予定)。乗り継ぎの場合、運賃はタダらしいけれど、一般の運賃は200円。手軽い乗り物の割りに、ちょっと高い気がした。
ともかく、セントラムができたことで街の雰囲気がずいぶんと変わった。全周3.5kmの線路で囲まれた街のスケール感が新しくて、さながらミニミニサイズの山手線みたいだった。中央線のように街を横断する松川の、土手の桜が美しかった。

一方、シクロシティ。ドラえもん的フォルムの自転車は、やや重たかったけれど、こぎやすく、市内を回るには十分な感じだった。カギ、ライト、ギア付と高機能っぷりも、さすがドラえもんといったところ。一方、不満は3つ。
・ネットから申し込みが必要なこと(パリでは、各ステーションでクレジットカード払可)。
・利用が1週間単位~。
・30分以降は料金が発生(20分を過ぎると、ソワソワしてしまう)。

どうも気軽にふらっと乗れるシステムではないらしい。
正直なところ、LRTの利便性もよいので、どういう人が、どういうシーンで、この自転車を利用するのかいまいち分からなかった。なお、シクロシティの設置台数は現在150台(パリ=2万台)で、ステーションは富山駅周辺のみ。システムとしては発展途上、これからってことなんだと思う。
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by neko1dozen | 2010-04-19 23:44
公園緑地

最新の公園緑地(雑誌)をパラパラめくってたら、ある記事に目が留まった。

「浜松市富塚椎ノ木谷特別緑地保全地区」

あぁ浜松。 というか、富塚(実家のある街)!、というか、その辺りこそ遊び場だった!!
なんとも懐かしい場所が特別緑地保全地区に指定されていたらしい。
うっかり知らなかったけれど…、これはすごい。昔、悪い遊びをして、川や森をずいぶん汚した気がするけれど、よかったのかな。


ともかく、ちょうど今日の課内ゼミのテーマが「都市緑地法」だったこともあって、なおさらインパクトがあった。詳しくは語れないけど、都市緑地法に基づく特別緑地保全地区は規制が厳しいので、設定している自治体自体少ない。静岡ではここの1箇所だけで、それも指定までにずいぶん苦労したとの旨の記事が書かれていた。その森をグラウンドにする計画があって、それに市民が反対運動を始め、パートナーシップ型による保全活動が行われ、H17年にようやっと保全地区の指定に漕ぎ付けたのだという。災い転じて、なんとやらだ。

地元の風景が市民の手で守られていることは喜ばしいけれど、
当たり前の風景だっただけに、記事の扱いの仰々しさがちょっと切なかった。


さて、同じ号の公園緑地の最後に、昨年やり損ねた「深谷通信所跡地利用アイデアコンペ」の結果が載っていた。まだ目を通してないけれど面白そうなプランが並んでた。それにしても、熊大は近頃強いね。
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by neko1dozen | 2010-04-16 01:08
りんどう橋(再訪)

橋詰広場の竣工後、初めて橋を訪れた。

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橋全体が男のコ達の複合遊具になっていた。トラスによじ登り、高欄に飛び移り、ブレースにぶら下がり、案内板に腰掛け、親柱を撫で回していた。中でも、アバットの小さな隙間が子ども達の溜まり場になっているのには仰天した(ひんやりとしたコンクリの日陰が心地よいのかな?)。さすがに遊び場を見つける感覚が鋭い。

一方、大人と女のコ達は階段に座って、対岸を見ながら、のんびりとくつろいでいた。
「気持ちよさそう。」
そう話しながら、小生の隣に腰掛けた女のコがいて、胸が熱くなった。 


d0065332_1394770.jpgアバットの付近で遊ぶ子ども達。危ないからと母親に注意され、その場を離れたかと思ったら、親の目を盗んで、すぐに戻ってきた。
d0065332_0402733.jpg小生とともに、男のコが右後ろでキメポーズ。写真を見るまで気がつかなかった。
d0065332_05939.jpg桁裏。
この橋の中で一番好きだ。
d0065332_0295266.jpg橋詰広場の脇に、それっぽい階段が設えられていた(セルフビルド?)。


都会的な洗練・華美とは違うデザイン。そのコンセプトに対し、当初どう手を動かせばいいのか、わからなくて困った。結果を言えば、小生の担当した橋梁付属物及び橋詰広場は、シンプルで控えめの、エッジのやや丸いデザインとなった。
このプロジェクトを通して学んだことの1つは、サイトが都会でない場合のデザインの考え方だったと思う。クール⇔ダサいの評価軸では測れない場所で、どのようなデザインを目指すべきか。私の得た自論は、本質的な居心地のよさを追求する他はないということだった。そして、それには、この場における主役・脇役・悪役の明確化と必要な演出の実行、それから人の感覚が自由に発揮できる余地を空間に与えることが大切だと考えるに至った。
ディテールについては、自分の技量不足でやり残したことも少なくない。設計後に、なんでこうなっちゃったのという不満もある。けれど、今回現地を訪れて、橋、川、人の3者が、とてもよい距離感で向かい合っているのを見ることができた。「気持ちよさそう」とか「きれい」だとか、橋を訪れた人の素直な言葉を聞くことができ、コンセプトに適う場所になったのかな、と思った。

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ところで、この日、両親を連れて橋を訪れた。浜松から往復10時間のドライブは大変だったけれど、叶えるべき夢を叶えることができ、うれしかった。
ただ1つ残念だったのは、足の不自由な父が座ることができるベンチがなかったことだった。まだ、すべてが仕上がっていない。早く整備されるか、あるいは、その不自由さに気づいた誰かが、それとなくベンチをこしらえ、そこに陰をつくる木をしれっと植えてくれるといい。
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by neko1dozen | 2010-04-14 00:51


街と山と猫と        おいしいごはん
by neko1dozen
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