セルフビルドの研究を継ぎたいという学生が現れた。
正直、自分の研究で終わりと思っていたから、意外だったし、うれしかった。弟子に暖簾分けを頼まれたラーメン屋の親父の心境に近いのか… いや、それを聞いた時は本当にうれしかった。 ただ、少しだけ心が傷んだ。研究はまだ終わってないと思ってたから。いつか続きを書こうと思い続けて今日まできた(きてしまった)。彼に研究を委ねることで、もう自分の手から離れてしまうのかもしれない。いやいや、これは愛娘を嫁に出す父親の心境に近いのか…ぐぐぐ。。 まぁ、本人もテーマはまだ決め切れていないという。本当に引き継がれるかはわからないけど、研究で使った資料だけは一旦彼に託そうと思う。後は彼次第。願わくば、不幸にも小生の手の中で育ったガサツでいい加減な性格の研究が、彼の手の中でしっかりと更正し、立派に育ってくれるとうれしい。そうして、その育ちぶりを時々見られたら、なおうれしい。 ひさびさに訪れたキャンパス 55号館脇にできた、タリーズ早大理工店(古谷先生設計)でじっくりと話した。 追伸 小生の論文を含め、これまでの研究室の論文を製本してくれた後輩たちに感謝。研究室の本棚にびしっと並んだ背表紙を見た時、本当にうれしかったです。どうもありがとう。
by neko1dozen
| 2009-11-19 00:32
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