20mくらい前から、嫌な予感がした。10m、5m… あっ、やっぱり。
猫がひかれてた。 ガ~ン。 家の前の道路、流しのタクシーが次々と避けてった。その先に、黒猫。ひとまず、がっつり凹む。 まいったな…、目の前に3枚のカード。(「このまま」「路肩に寄せてあげる」「埋葬してあげる」) さすがにね、これ以上ひかれるの考えるとかわいそうだし、、ひとまず小さなダンボール箱に移した。そんなに経ってないみたいで、状態がよかったのが幸いだけれど。 さて、また困る。ここは都会のど真ん中、土の地面ってないんだよね。目白台の森ならあるかなって、向かってみた。けど、公園は小さすぎたし、都会の限られた緑は、柵で覆われていた。予想以上にさまようことになる。まったく、死ぬことも満足にできない都会って、どうなんしょ、石原さん。 小生と、かつての若い黒猫。午前4時に、この2ショットは実に奇妙な光景。こちとら、昼は卒論の調査で、んでそのままバイト通し、すでに満身創痍だっつーに。まったくついてない一日だ。僕も、ダンボールの中の君も。 しばらく歩いて、ようやく手頃な緑を見つけることができた。さすが掘り返すこともできず、ダンボールをしっかりふたをして、森に返すことで、許してもらうことにした。 若猫、成仏してくれ。もし次に生まれ変わるときは、もっと人と猫にやさしい街に生まれなさいよ。
by neko1dozen
| 2005-12-21 05:03
| 迷子猫
|
|||||||
ファン申請 |
||