南アルプス最南部、蕎麦粒山を登りにいくはずが、往路の道路具合が余りに険しくて、あえなく退散。今日はのんびり川根散策と相成った。川根といえば、寸又峡や南アルプスのアタック地点であるとともに、静岡でも有数の高級緑茶の産地として名高い場所だ。
「こんな風景初めて見ます。」 今回は岐阜出身の方と御一緒させてもらったんだけど、茶畑の風景に感動してた。杉林に囲まれた茶畑で、霜防止用の送風機がくるくると回ってる、ってのは静岡人には当たり前の風景なんだけど、他県の人には新鮮なのかもしれない。 茶畑をかきわけて、10分ほどでお墓に到着。振り返ると… ▽ とびきりの俯瞰景が飛びこんできた。 でも、眺望だけじゃない。大井川のせせらぎ、SLの汽笛、道の駅の賑わい、民家からの生活音、茶畑の葉がこすれあう音… 風景の1つ1つが音として見える場所だった。 この場所にお墓をつくった理由がちょっとだけ解かった気がした。 下り ▽ 軒下の景。おばあちゃんが枝豆の殻をむいていた。味噌を仕込むための青大豆なんだそうだ。 「うちでつくる味噌が一番。味噌を買ったことなんて一度もない」と豪語するおばあちゃん。屈託のない笑顔が素敵すぎた。 茶畑-SCAPE 当たり前すぎて、23年間見逃し続けてた風景を今日発見してしまった。
by neko1dozen
| 2007-11-05 15:21
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