2007.12.25 今年は一風変わったクリスマスとなった。
○瀬戸内しまなみ海道 本州四国連絡橋の3橋のうちの1つ、愛媛の今治から広島の尾道を結んでる道路だ。サイクリング・歩行者用にも開放している珍しいルートで、世界最大の斜張橋・多田羅大橋(授業ででてきたなぁ…)も経由する。今回は最も愛媛寄りの来島海峡大橋を歩いてきた。 これだけ大きいと、スケール感が完全に狂ってしまう。首回りほどの太さの吊り材も蜘蛛の糸みたいだ。 雨水排水口 路面の雨水はそのまま海へと落ちていく。そりゃそうだけど… わかりやすすぎて、ちょっと怖い。 今治は造船の都市。橋から造船ドッグが一望できる。 きれいな橋だった。見事に車は走ってなかったけど、夏なんかにサイクリングしたらたまらなそう。いつか時間がある時には縦走にトライしてみたい。 ○愛媛名物鍋焼きうどん ゆるめの麺と甘い汁が特徴だ。愛媛に入ってからのうどんも美味しかった。 内子町 午後は車を飛ばし、内子町にやってきた。内子町は町並み保存の先駆け的存在で、黄味がかった重厚な漆喰壁が特徴の町並みが続く。 銘菓 町並みせんべい 「町並みから村並み、そして山並みへ―」 これが内子町のまちづくりのコンセプトらしい。歴史的街区の保存運動から、村全体、さらには地域の山々を含めた環境の保全をこれからは考えていくんだそうだ。ところで、この「並」ってなんだろう? これは今日の始まり、「しまなみ(=島並み)海道」からひっかかってて、内子町でそんなに連呼されたもんだから、考えさせられてしまった。 並ってなんだろう。普段の言葉では、お手並み、人並み、月並み… 身近?なところでは並盛りって言葉もよく使う。大辞林では、要約すると「(1)その物毎の意、それらが並んでいること (2)平均的・中間的な様」と出てる。ここで「調和的」という意味が無いのは、ちょっと意外な気もする。町並みとか風景を指す時には(1)として用いながら、知らず知らずのうちに、調和して整ったポジティブなイメージを付加して使っているような気がする。(1)はあいまいな概念で、あるいは並=クオリアって言い替えられるのかもしれない。 内子名物・丸寿司 ご飯の代わりに酢で味付けされたおからにネタがのっている不思議な食品。味に関しては…ちょっとポジティブな感想が出なかったけれど、女将さんは親切でいい人だった。 内子は、妻籠や馬籠のようないわゆる観光志向はなくて、店舗も少ない。そのかわりに、古民家に入れたり、工芸体験やグリーンツーリズムなんかを売りにしてたりして、また違った楽しみ方ができる街のようだった。ただ、街全体がずいぶん痛んでいて、立て替えてる最中の家も1軒だけではなく、これからが気になる街だ。 (旅のスピードにブログが後れてます。先回りして報告すると、宮崎までやってきてます。かなりいい調子です、ご期待ください。ひとまず次回は香川・高知の報告から。)
by neko1dozen
| 2007-12-28 02:12
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